株式会社セミナーインフォ

次世代マーケティング戦略

～MROCを活用した消費者インサイトの抽出と国内外事例～

受講区分	会場
開催日時	2012-06-07（木）　13:30～16:30
講師	株式会社三菱総合研究所　事業予測情報センター　主席研究員佐野　紳也　氏株式会社MROCジャパン代表岸川　茂　氏【佐野氏】 1978年株式会社三菱総合研究所入社。消費動向分析、社会トレンド分析、情報通信産業分析などを担当。1999年にはNTTX(現NTTレゾナント）と gooリサーチを創業。2010年より現職。著書・寄稿：「質的選択分析」（三菱経済研究所）、「コンピュータ」（共著、日本経済新聞社）、「Web調査の現状と可能性」（「品質」）「早わかり「MROC成功のカギ」」（「日経消費ウォッチャー」）【岸川氏】現在、日本初のMROC（エムロック）専門会社の（株）MROCジャパン代表。日本市場に初めてＭＲＯＣを導入。日本のＭＲＯＣサービスを行う多くの企業に導入コンサルテーションを実施。リサーチ実務歴２５年。『図解入門最新マーケティング・リサーチがよーくわかる本』（秀和システム）著者。ヒルズ・コルゲート・ジャパン及びフィリップ・モリス・ジャパンのリサーチ部門責任者を歴任。マーケティング・リサーチャーのネットワーキング・グループJMRX共同主宰。
開催地	アルカディア市ヶ谷　（東京都千代田区九段北4-2-25）
概要	次世代のマーケティング手法としてMROC（エムロック：Market Research Online Communities)が脚光を浴びつつある。MROCはネット上にリサーチコミュニティを作り、そこで掲示版、ブログ、投票、アンケート、詳細面接、動画・画像のアップロードなどの手法を駆使して、消費者のインサイトを抽出する手法である。MROCは、米国では食品、航空会社、医薬品、金融等業種の企業で活用され、フォーチュン500社ですでに４００以上のMROCが実施されていると見られている。ここでは、MROCの誕生の背景、既存調査（グルイン、ネットアンケート調査）との比較、活用事例、MROCの海外最新事情、成功のためのポイント等について解説する。
詳細	１．MROCとは何か（１）MROCの定義、MROCに実装される機能やその役割（２）MROCの運用（参加者のリクルーティング、コミュニティの運用、発言情報の分析、インセンティブ等）（３）ツイッター、ブログなどオープンなソーシャルメディアとの違い２．MROC誕生の背景（１）2000年代に米国でMROCは急速に普及（２）日本では2011年度からMROCを提供する企業が登場３．既存調査（グルイン、ネットアンケート調査）との比較（１）調査対象者はグループインタビューとどこが異なるのか（２）調査実施上のメリット、デメリット（３）調査費用は高価なのか、安価なのか４．MROCの４分類（１）常設型：ロイヤリティ顧客から構成され、アドホックな調査に短期に対応（２）課題発見型：課題の発見から、ソリューションの検討まで（３）課題解決型：設定された課題にもとづきソリューションを検討（４）プロモーション型：課題の発見、解決だけでなく、実際に使用し、その経験を発信５．MROCの事例（１）KLMオランダ航空「KLM　in Touch」（２）クラフトフーヅ「100キロカロリーパック」（３）グラクソ・スミス・クライン「ダイエット薬「アライ」６．企業におけるMROCの活用の在り方（１）製品開発とMROC （２）ブランド・コミュニケーション開発とMROC （３）顧客満足、顧客ロイヤルティ、顧客経験とMROC ７．海外でのMROC最新事情（１）モバイル・リサーチとMROC （２）ゲーミフィケーションとMROC （３）コミュニティ・パネルとMROC （４）ビッグデータとMROC ８．MROC成功のカギ（１）発言力のある参加者を集めることが第一歩　（２）参加者のエンゲージメントがコミュニティを活性化（３）大量のテキストを分析する手法が必要となる　（４）プラットフォームはどのような観点から選ぶべきか（５）従来の調査手法と異なり、顧客のコミットメントが求められる９．質疑応答　※ 録音・ビデオ撮影・ＰＣの使用等はご遠慮下さい
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