【会場受講】ゲノム研究の最新動向とゲノムビジネスのこれから ~遺伝統計リテラシーを学び読み解く~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2020-09-04(金) 9:30~12:30 |
講師 |
株式会社スタージェン 統計解析事業部長 上辻 茂男 氏 慶應義塾大学大学院理工学研究科卒業後、東京女子医科医大学、産業技術総合研究所の博士研究員を経て、2006年から現職 専門は遺伝統計学、データ科学 講義、セミナー依頼多数 日経BTJセミナー連載「遺伝統計学へようこそ!」は遺伝統計学の入門書として人気 慶應義塾大学より博士(理学)を授与 山梨大学医学部非常勤講師も務める |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 創薬、遺伝子検査サービスに代表されるゲノムビジネスでは、すでに実施されたゲノム研究や臨床研究結果を応用することが多いでしょう。その際に、研究論文を読み、公開データベースを参照し、実際に研究者と議論する機会が必ずあります。しかしゲノム研究を理解することは統計学的な要素が多くて難しい、専門家とのディスカッションも敷居が高いと感じている人は少なくありません。本講座では、ゲノム研究のキーワードを正しく理解すること、ゲノム研究はどのように行われているのか現場を知ること、実際にゲノムビジネスをどのように行っているのか実状を知ることを目的に、ゲノムビジネスに必要な遺伝統計リテラシーを身につけます。統計学に自信がない方も安心してお申し込みください。 |
詳細 |
1.ゲノム研究の基礎知識 ゲノム研究を理解するために必要なキーワードを、その歴史的な背景も含めて正しく理解します。 (1)遺伝継承法則とその対象物 (2)遺伝的集団と多型 (3)ゲノム研究の仕様 2.網羅的な遺伝的要因の探索 遺伝的要因とその関連性の強さで適切な解析手法を選択することを理解します。 (1)パラメトリック連鎖解析とノンパラメトリック連鎖解析 (2)全ゲノムワイド関連解析研究(Genome-Wide Association Study, GWAS)と統計的デザイン 3.ゲノム研究の最前線 近年はPost-GWAS時代とよばれ、蓄積されたゲノム研究結果を効果的に利用することが多くなりました。その中でもゲノムビジネスへと応用されるゲノム研究解析手法について紹介します。 (1)SNP imputation (2)メンデル無作為化解析 (3)双生児研究とGWASによる遺伝力 (4)ゲノム研究に関するデータベースとその利用 (a)個別化医療や遺伝子検査で必ず参照する「GWASカタログ」 (b)企業も使える最大規模の日本人ゲノムデータベース「バイオバンクジャパン」 (5)AI時代のゲノム研究 4.ゲノムビジネスの現状 ゲノム研究の結果をどのように応用して、ゲノムビジネスへと結びつけているのか、いくつかの事例を挙げて紹介します。 (1)無侵襲型出生前診断のロジック (2)個別化医療と医療の変化 事例:DTC遺伝子検査サービス 5.これからのゲノムビジネス ゲノムビジネスとして注目される分野について紹介します。国内、欧米の事例を中心に紹介します。 (1)治験ボランティアと遺伝子パネル (2)現実的なゲノム創薬とDrug repositioning 事例:パーキンソン病、ミトコンドリア遺伝病 (3)動植物のゲノム研究とビジネス 6.質疑応答 ※ 講義中の録音、ビデオ・写真撮影はご遠慮ください。会場受講の場合はPCはお使いいただけません。 |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |