【会場受講】ヤフーとLINEの経営統合によるシナジー発揮と金融機関へのインパクト |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2020-07-13(月) 13:30~16:30 |
講師 |
経営企画研究所 代 表 丹羽 哲夫 氏 1971年関西大学法学部卒 長銀総合研究所 主席研究員を経て現在経営企画研究所代表 建設省、通産省の委員会委員歴任 著書として「図解でわかるMBO」、「持株会社がわかる本」、「経営計画の立て方・つくり方」、「経営企画部」など多数 専門分野は戦略経営・新事業開発・流通革新 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 2019年11月に公表された[ヤフーとLINEの経営統合(Zホールディングス傘下)]は、大きな話題となった。ヤフーとLINEの合計利用者は1億3000万人に及び、EC(電子商店街)や金融事業などの様々なサービスを提供できる“スーパーアプリ”が誕生するためである。しかし、世界にはアメリカのGAFAと中国のBATが、10億人以上の巨大な利用者数を誇り、これに対抗できる第3極になれるか否かが注目される点である。第3極になるには、ヤフーとLINEの国内外への展開事業で顕著なシナジー(相乗効果)を最大限発揮しなくてはならない。問題は、シナジーには負のシナジー(アナジー)もあり、これを克服する必要がある。本セミナーでは、本当にシナジーを発揮できるのか、アナジーを克服できるのか、NO3のECを強化して楽天・アマゾン・アリババ(中国)をキャッチアップできるのか、スマホ決済・ネット銀行・ネット証券などの金融事業は国内外で金融ブランド確立をできるかなどの疑問に対して答える内容にしている。親会社ソフトバンクの狙いに加えてヤフー・LINEの強み・弱みを勘案して経営統合後の戦略を予測していく。既存の金融機関・ネット金融機関とEC業者の今後の参考となるように工夫している。 <対象者> ・銀行・ネット銀行の関係者 ・スマホ決済などの決済事業社の関係者 ・証券・ネット証券の関係者 ・生保・ネット生保の関係者 ・損保・ネット損保の関係者 |
詳細 |
1.経営統合までの経緯と狙い (1)動いた孫会長 (2)見誤ったLINEの競争戦略 (3)ネイバーの決断 (4)両トップの会談 (5)両社の容易ならざる競争環境の激化 2.脅威となるGAFAとBATの動き (1)巨大なGAFA (2)脱中国を進めるBAT (3)グローバル化で遅れるヤフーとLINE (4)グローバル化以前の国内事情 3.国内で競争劣位のECと金融事業 (1)携帯キャリアでNO3 (2)携帯キャリアに進出する楽天 (3)脅威を増す楽天の生態系 (4)ヤフーとLINEの共通の弱点=EC事業と金融事業 4.LINEショッピングを取り込むEC事業のシナジーとアナジー (1)EC強化を図るヤフー (2)新興勢力のLINE (3)激しい競争状態 (4)大きな転換期入り (5)両社のシナジー (6)両社のアナジー (7)今後の方向 5.スマホ決済でのシナジーとアナジー (1)基盤事業としてのスマホ決済 (2)好スタートのPayPay (3)上位だが苦しいLINEぺイ (4)選別段階のスマホ決済業界 (5)両社のシナジー (6)両社のアナジー (7)今後の方向 6.ネット&スマホ銀行でのシナジーとアナジー (1)苦戦のジャパンネット銀行 (2)新規参入のLINE銀行 (3)競争序列が確定しているネット銀行業界 (4)両社のシナジー (5)両社のアナジー (6)今後の方向 7.ネット証券でのシナジーとアナジー (1)部分業務展開のヤフー (2)スタートで苦戦のLINE証券 (3)競争序列が確定しているネット証券業界 (4)新ビジネスモデルへの転換期 (5)両社のシナジー (6)両社のアナジー (7)今後の方向 8.ネット生保・ネット損保の拡大の可能性 (1)苦戦のネット生保専業と好調のマルチチャンネル生保 (2)中下位ネット損保が不振 (3)目算が外れたLINEほけん (4)両社のシナジー (5)両社のアナジー (6)拡大の可能性 9.GAFAとBATに対抗できる第3極となれるか (1)厳しい条件 (2)世界戦略を描けるか (3)立ちはだかる強力なライバル (4)勝てる勝算はあるか 10.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |