【会場受講】金融機関におけるコンプライアンス・リスク管理と近時の金融機関不祥事事案の分析 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2020-06-19(金) 9:30~12:30 |
講師 |
プロアクト法律事務所 パートナー弁護士 公認不正検査士(CFE) 公認AMLスペシャリスト(CAMS) 大野 徹也 氏 2001年弁護士登録、法律事務所勤務を経て2007年アフラック社内弁護士、2013年プロアクト法律事務所参画 2017年公認不正検査士(CFE)、2018年公認AMLスペシャリスト(CAMS)資格認定 2018年スルガ銀行株式会社コンプライアンス体制再構築委員会委員、2019年同社社外取締役・監査等委員長 金融機関・保険会社を中心とする企業の平時・有事のリスク管理、金融犯罪対策等が専門 近時の著書・論稿として「乗換契約不正問題と金融機関における不祥事対応」(The Finance2019.12号)、「図解 不祥事の予防・発見・対応がわかる本」(中央経済社、2019年、共著)等多数 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 2018年10月に策定された金融庁「コンプライアンス・リスク管理基本方針」を受け、各金融機関は、主管部がルールを作り、それを示達し、朝礼や研修でルールを周知する、といった旧来型の「ルール周知型コンプライアンス」から脱却し、3つの防衛線によるコンプライアンス・リスク管理態勢の下、自社を取り巻くコンプライアンス・リスクの状況を自ら的確に把握・評価した上で、そのリスクに応じた低減措置等を講ずるといった「リスク管理型コンプライアンス」への変革が強く求められている。他方、銀行・生保会社等の金融機関による不祥事は今もなお後を絶たないのが実情である。そこで、本講座では、近時の金融機関不祥事事案を題材にしながら、金融機関におけるコンプライアンス・リスク管理と、3つの防衛線によるコンプライアンス・リスク管理態勢の構築のあり方について理解を深めることとしたい。 |
詳細 |
1.コンプライアンス・リスクとコンプライアンス・リスク管理 (1)コンプライアンス・リスクとコンプライアンス・リスク管理 (2)旧来型の「法令遵守型コンプライアンス」との違い (3)コンダクト・リスクの意義 2.コンプライアンス・リスク管理の推進 (1)コンプライアンス・リスク管理の意義 (2)リスク・マップを活用したリスク管理の実践 3.3つの防衛線によるコンプライアンス・リスク管理態勢の構築 (1)第1の防衛線によるリスク・オーナーとしての自律的なリスク管理 (2)第2の防衛線による、第1線の支援と牽制 (3)第3の防衛線による、第1線及び第2線によるリスク管理の有効性の検証 4.金融機関不祥事の特性とその変化 (1)不祥事件届出 (2)近時増加する第三者委員会型不祥事対応 5.近時の金融機関における第三者委員会調査報告書等の開示事案 (1)かんぽ生命 かんぽ生命保険契約問題事件(2019年12月 第三者委員会報告書&行政処分) ~事案の概要、不祥事の事実関係・原因・再発防止策、不祥事対応・予防上のポイント (2)都留信用組合 着服及び不祥事件届出遅滞事件(2019年12月 第三者委員会報告書&行政処 分) ~事案の概要、不祥事の事実関係・原因・再発防止策、不祥事対応・予防上のポイント (3)フラット35 不正利用事件(2019年12月 住宅金融支援機構リリース、関係企業リリース) ~事案の概要、不祥事の事実関係・原因・再発防止策、不祥事対応・予防上のポイント (4)宮崎銀行 融資金等着服事件(2020年1月 リリース) ~事案の概要、不祥事の事実関係・原因・再発防止策、不祥事対応・予防上のポイント (5)その他事案に関する開示・報道事案 ~各種開示・報道事案の概要、不祥事対応・予防上のポイント 6.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
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