保険ビジネスにおける個人情報保護
受講区分 会場
開催日時 2003-10-17（金）　13:30～16:30
講師 長島・大野・常松法律事務所
大下　慶太郎　弁護士
酒井　敦史　弁護士

詳細 個人情報保護に関するコンプライアンスは、保険業界において従来からしばしば問題とされてきたものであり、金融庁検査においても厳しい指摘がなされてきた。保険業界はFISC指針およびこれを受けた各協会の指針に基づいて対応を行ってきたところである。しかし、今般制定された個人情報保護法は、個人情報の取扱いについて事業者に法的な義務を課すものであり、保険会社、代理店等保険事業に従事する会社もその対象となる。保険事業に従事する会社としては、同法の内容を正確に理解した上で、分野毎の個別法、業界の自主規制に関する動向を見ながら、個人情報保護に関する取組みを再度見直す必要があるものと思われる。そこで、実務上特に問題となることの多いテーマを中心に、保険事業における個人情報保護の今後のあり方を検討する。

講義詳細
１．個人情報保護法のポイント

２．個人情報保護法以外の規制
（１）分野毎の個別法～センシティブ情報の取扱い
（２）保険業界における自主規制～FISC指針、協会指針

３．特に問題となる事項　
（１）顧客情報の目的外利用～代理店における留意点
　～銀行代理店による非公開情報の流用防止等
（２）保険契約者等の個人情報の第三者提供
　～保険契約者等の同意の取得
　～保険会社、代理店等によるオプトアウトの利用
　～保険会社、代理店等のグループ間における共同利用
　～保険契約者等に対する適正な通知等
　～外部委託先に対する保険契約者等の個人情報の提供
　～合併等に伴う保険契約者等の個人情報の取得
（３）保険会社、代理店等における従業員の個人情報
　～人事・労務管理に伴う個人情報の取扱い　　　

４．質 疑 応 答

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