【会場受講】プロジェクトファイナンスの実務【洋上風力事業編】 ~日本と欧州の実例を踏まえた最新の重要論点~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2020-07-06(月) 13:30~16:30 |
講師 |
森・濱田松本法律事務所 弁護士 野間 裕亘 氏 2006年東京大学法学部卒業 2008年東京大学法科大学院修了 2010年弁護士登録 2013~2016年みずほ銀行プロジェクトファイナンス営業部出向 2017年ペンシルベニア大学ロースクール修了(LL.M. Wharton Business and Law Certificate)2017~2018年Ashurst LLP(London Office)勤務 プロジェクトファイナンスを主要な業務分野とし、日本と欧州で洋上風力案件に関与 約3年間の銀行への出向を通じてFA、アレンジャーとしても多数のプロジェクトファイナンスの組成経験を有する |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 洋上風力発電は、安定的かつ大規模な発電が可能な事業として再生可能エネルギーの中でも近年特に注目を集めています。「海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律」(再エネ海域利用法)が施行されるなど、国内でも洋上風力プロジェクトの開発のための事業環境の整備が進み、国内外の事業者による開発が益々加速しています。そして、大規模かつFIT制度を背景とした安定的な事業運営が見込まれる洋上風力事業に対しては、プロジェクトファイナンスによる資金調達が欠かせません。 他方で、これまで日本であまり実績のない洋上での大規模施設の建設・運営が核となる洋上風力事業の開発においては、日本のプロジェクトでこれまで直面したことのない数々の問題が現れ、事業開発・融資組成に向けて解決すべき課題も多岐にわたります。 本セミナーでは、日本及び欧州で洋上風力事業に対するプロジェクトファイナンスの組成に携わった経験を有する講師が、洋上風力事業の開発及び資金調達を進めるうえでのポイントについて、最新の実務を踏まえて解説いたします。 |
詳細 |
1.プロジェクトファイナンスの基本 (1)プロジェクトファイナンスの意義・特徴 (2)プロジェクトファイナンスの基本スキーム (3)プロジェクトのリスク分析と対応策 2.洋上風力プロジェクトの特徴 (1)洋上風力プロジェクトの概要 (2)洋上風力プロジェクトを巡る事業環境―日本と欧州の比較 (3)国内洋上風力プロジェクトに関連する諸制度 (a)FIT制度 (b)系統連系 (c)洋上サイトの利用に関する新制度 3.開発段階における重要論点 (1)事業用地の選定・確保 (a)再エネ海域利用法の概要 (b)港湾法上の占用公募制度 (2)環境アセスメント (a)洋上風力事業における環境アセスメント (3)多様なステークホルダーの利害調整 (a)再エネ海域利用法上の協議会制度 4.建設・運営段階における重要論点 (1)洋上風力発電所建設の特殊性 (a)複数の施工業者によるハイリスクかつ多様な工種 (海底基礎工事、海底ケーブル敷設、洋上風車の据付等) (b)洋上工事インフラ(拠点港、各種フリート、作業人員)の必要性 (2)洋上風力発電所の調査・設計 (a)ウィンドファーム認証 (3)施工と運営・保守を巡る問題 (a)マルチコントラクト型のEPC契約 (b)海外知見の導入の必要性(FIDIC等の海外約款の利用) (c)洋上工事インフラに係る規制(カボタージュ規制等) 5.洋上風力プロジェクトへのファイナンスに特有の論点 (1)洋上風力プロジェクトに対するセキュリティ・パッケージ (2)洋上設備・洋上サイトに関するレンダーの権利確保 (a)洋上サイト/洋上発電設備の日本法上の位置付けと担保設定方法の検討 6.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |