オリンピック・パラリンピックに伴うリスク対策とBCP(事業継続計画) ~【喫緊】企業に求められる新型肺炎パンデミック対策/対応事例・法的注意点も含めて~ |
受講区分 | 会場 |
---|---|
開催日時 | 2020-03-11(水) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社新建新聞社 中澤 幸介 氏 常務取締役 丸の内総合法律事務所 中野 明安 氏 弁護士
【中澤 幸介 氏】 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 13:30~14:50 【第一部】 リオ・ロンドン五輪を取材して 大規模イベントにおける鳥の目と虫の目と魚の目 リオ、ロンドン五輪などを取材してきた知見をもとに、現地政府における想定リスクやセキュリティ対策を始め、現場におけるリスクや企業の対策など、具体的な事例をご紹介しながら、いかなる備えが必要かを解説いたします。また、東京2020大会に向けた、企業のリスク対策実態調査結果についてもお話しいたします。 15:00~16:20 【第二部】 オリンピック・パラリンピックに備えた BCP~法的リスクとその対策~ 東京オリンピック・パラリンピックは「計画された災害」などと指摘されることもあります。確かに、自然災害と同様に従業員の出勤に悪影響があり得るし、物流の遅延問題なども想定されます。オリンピックに関係の無い業種ではかえって売上げは半減するかも知れません。一方で、「計画された災害」である以上、想定されるリスクの発生時期やリスクの規模も把握しやすいという状況でもあります。事業者がどのように準備をしておくかが対応の善し悪しを決することとなります。 リスク対策の1つである事業継続計画(BCP)を策定し、法的リスクについてどのような対策を講じるべきかについて解説いたします。 |
詳細 |
13:30~14:50 【第一部】リオ・ロンドン五輪を取材して 大規模イベントにおける鳥の目と虫の目と魚の目 1.危機管理の三要素は「予測」、「予防」、「対応」 2.東京2020大会に向けた企業のリスク対策実態調査 ~「企業の新型肺炎対策」アンケート集計結果も含めて 3.2016年リオデジャネイロオリンピック (1)リオ五輪で日本人が被害にあった事件 (2)ブラジル政府が想定したリスク (3)サイバー攻撃、史上最大規模のDDoS (4)会場ごとの統合セキュリティ運用 4.2012年ロンドンオリンピック (1)ロンドン五輪における企業の対策と小売業の対応 (2)政府・自治体連携/緊急参集訓練 (3)五輪はビジネス利益を最大化するチャンス (4)金融機関の対策、マーケットワイド2011 5.2018年平昌オリンピック (1)国際連携でテロを阻止する (2)民間企業がサイバー攻撃で狙われる (3)大会期間中に大会に影響を及ぼすリスクとは何か ~休憩~ 15:00~16:20 【第二部】 オリンピック・パラリンピックに備えたBCP~法的リスクとその対策~ 1.オリンピック・パラリンピックに関する法的課題への回答・解説 (1)従業員の関心事・心配事 (a)子どもを預ける施設も閉鎖されてしまっている。有給休暇申請は受け付けてもらえるか (b)オリンピック期間中は出張、残業を拒否できるか (c)交通機関が大混乱のため通常の2倍の時間がかかった。遅刻扱いになるのか (2)企業の関心事・心配事 (a)オリンピック期間中の有給休暇申請に対して時季変更権を行使したい。その際の留意点は? (b)出勤退勤における従業員のロスを回避するため、宿泊施設での宿泊を義務付けることは可能か (c)オリンピック期間中の混乱等により従業員が負傷等(感染症の罹患、テロ遭遇などを含む)をしないように、不要不急の外出について自粛をするよう求めることは可能か (3)利用客の関心事・心配事 (a)交通機関等が麻痺しており通常の期間内に郵便、配送ができなかった場合の責任問題 (b)物流の遅延により部品等の調達ができずにいる。これは不可抗力なのか (c)百貨店の店内でショッピングをしていたら、パニックに巻き込まれて転倒し負傷した。誰に責任追及できるか (4)感染症に関する心配事と対応 ~過去の重大感染症事例を踏まえた、新型肺炎パンデミックへの必要な対策は? (a)医療機関、ホテル、交通機関等の従事者への安全配慮 (b)オリパラ会場での安全配慮 2.オリンピック・パラリンピックに備えたBCP(事業継続計画) (1)労働者としての権利義務、安全配慮 (2)事業継続、善管注意義務、公法上の要請 (3)契約の履行責任 16:20~16:30 ~質疑応答~ ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください ※ 講演時間は前後する可能性がございます |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |