金融機関におけるRAF構築に向けた非定量化リスク管理手法と顧客リスクコントロール |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2019-12-17(火) 13:30~16:00 |
講師 |
株式会社NTTデータ経営研究所 パートナー 金融政策コンサルティングユニット長 大野 博堂 氏 93年早稲田大学教育学部卒、NTTデータ通信(現NTTデータ)入社 金融派生商品のプライシングモデルの企画などに従事 大蔵省大臣官房総合政策課でマクロ経済分析を担当した後、2006年からNTTデータ経営研究所 経営コンサルタントとして金融政策の調査・分析に従事するほか、地方公共団体の政策アドバイザーを務めるなど、地域公共政策も担う FISCのIT専門部会オブザーバー 著書に「金融機関のためのマイナンバー義務的対応&利活用ガイド」(きんざい)、「金融機関のためのサイバーセキュリティとBCPの実務」(きんざい)、「AIが変える2025年の銀行業務」(近代セールス) |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | レギュレーション対応とはいえないものの、次の大きな政策マターとして認識されているリスクアペタイトフレームワーク(RAF)ですが、多くの金融機関が市場性リスクの測定とコントロール中心の対応にとどまっている様子が窺えます。 本講では、課題となっているコンダクトリスクをはじめとした非定量化リスクの管理手法や、抜け漏れがちな視点としての顧客リスクコントロールの在り方について解説します。なお、本講では、既に誰もが検討の緒についていると思われる市場性リスクコントロールの在り方については取り上げません。 |
詳細 |
1.RAF構築に向けた金融庁の狙い (1)そもそもRAFは何が起点となって定義された概念なのかを認識する (2)統合リスク管理・市場性リスクコントロールとの違いを認識する (3)当局における地域金融機関への期待を理解する 2.我が国におけるRAF構築の問題点 (1)自行庫のリスクコントロールに閉じた検討となっていないか? (2)「地政学的因子」を無視していないか? (3)収益モデルに結び付いていないのではないか? (4)リスク管理部門が所管となっていないか? (5)自行庫のリスクを顧客に転嫁していないか? 3.RAF構築に向けた地域金融機関における管理対象 (1)自行庫のリスク(非定量化リスク) (a)コンダクトリスク (b)人や家畜のパンデミックリスク (c)その他 (2)地政学的因子 (a)朝鮮半島からの物理的な距離は関係するか? (b)内陸部の金融機関と海沿いに立地する金融機関 (3)顧客側のリスク (a)金融機関との「共倒れ」ケースを想定すると? (b)自行庫のリスクを顧客に転嫁していないか? 4.非定量化リスクの管理手法を考える (1)自行庫のリスクコントロールの考え方と評価イメージ (2)地政学的因子からみたリスクのコントロールと評価 (3)顧客側リスクの矮小化に向けた考え方とビジネスへの展開 5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |