金融機関の異業種進出戦略 ~規制緩和を踏まえた持続的なビジネスモデル改革の実現~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2019-12-06(金) 13:30~16:30 |
講師 |
アビームコンサルティング株式会社 金融・社会インフラビジネスユニット 執行役員 プリンシパル 佐藤 哲士 氏 マネージャー 鈴木 雄大 氏
【佐藤 哲士 氏】 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 昨今、金融業界では人口減少・低金利といった社会・経済的トレンドに加え、規制緩和・技術革新による異業種からの参入が相次ぎ、事業環境としては決して楽観視できない状況にあります。他方で、銀行法をはじめ他業解禁に向けた規制緩和の流れを受け、金融機関による異業種進出事例も増えてきました。 本セミナーでは、金融機関が異業種へ進出することによる意義とメリット・デメリットを整理しつつ、異業種進出を検討・実施するまでの論点と具体的な進め方など、異業種進出による持続的なビジネスモデル構築のための要諦を考察します。 |
詳細 |
1.金融機関を取り巻く環境・課題 (1)金融事業におけるマクロ環境の整理 (a)金融機関の決算概況 (b)資金需要の低下と金利環境の今後 (c)デジタライゼーションの進化と加速 (2)金融機関の異業種進出、異業種の金融業参入に対する法制度 (a)異業種から金融業への参入規制・ハードル (b)銀行をはじめとした他業進出の潮流 (3)相次ぐ異業種からの金融業参入 (a)進む金融サービスのアンバンドリング化 (b)異業種事業者による金融サービスのリバンドリング (c)消費者目線での金融サービスと金融機関 (4)金融事業の今後の展望と金融機関の課題 (a)欧米金融機関との収益性の違い (b)環境変化を踏まえた資源棚卸と成長戦略の策定 (c)ビジネスポートフォリオ多角化としての異業種進出 2.事例から考察する異業種進出の類型 (1)金融機関の異業種進出動向 (a)銀行による人材紹介業・地域商社・FinTech事業進出 (b)保険会社によるヘルスケア事業進出 (c)決済事業者・リース会社等の異業種進出 (d)DBS Bankをはじめとする海外金融機関の異業種進出動向 (2)国内外事例からみる異業種進出アプローチの類型 (a)異業種進出の目的・活用アセット・進出先業態の類型化 (b)事例にみる異業種進出に向けた示唆 3.異業種進出検討に向けたアプローチ (1)異業種進出時の検討アプローチと主要論点 (2)構想策定時のポイント (a)異業種進出トリガーとなる自社資源の棚卸と評価 (b)進出先異業種選定の視点 (c)既存事業と異業種事業のブランドコントロール (3)事業計画策定時のポイント (a)不足資源の特定 (b)異業種進出シナリオのバリエーションと評価 (c)シナジーの定量的評価 (4)事業構築~オペレーションのポイント (a)異業種事業に対するガバナンスの考え方と設計 (b)人材確保・調達と外部資源の利活用 (c)事業のモニタリングとコントロール 4.持続可能なビジネスモデル構築に向けて (1)金融機関における異業種進出の意義 (a)迫られる環境変化への対応 (b)異業種進出のメリット・デメリット (c)顧客本位のビジネスポートフォリオ構築 (2)今後の金融機関の異業種進出戦略案 (a)銀行業態における戦略案 (b)保険業態における戦略案 (c)その他金融における戦略案 5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |