国内・海外における保険規制の最新論点と対応 ~「規制対応」を超えるためのファイナンス・リスク管理の高度化~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2019-09-18(水) 13:30~16:30 |
講師 |
アクセンチュア株式会社 金融サービス本部 西正 和広 氏 シニア・マネジャー 三橋 和利 氏 マネジャー 米国公認会計士
【西正 和広 氏】 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | このセミナーでお伝えしたい内容は、以下の3点です。 ****************************************************************** ①IFRSやソルベンシー規制対応を経て保険会社が今後直面し得る課題 ②攻めのファイナンス・リスク管理におけるデジタルテクノロジー活用の動向と考え方 ③保険会社のファイナンス・リスク管理の将来像と変革への具体的な打ち手 ****************************************************************** デジタルテクノロジーは、産業のあらゆる面に破壊的な影響をもたらすと言われるまでに次々と進化を遂げています。実際、保険業界でも、InsurTechの登場や、多様なデータに基づく新たな保険商品・サービスが進んでいます。また、社会変化に伴う新たなリスクに対する保険が望まれることは、保険会社にとって大きなビジネスチャンスです。 このような変化を背景に、フィールドテストによる検討が進む経済価値ベースのソルベンシー規制、公表から2年で早くも再公開草案による修正が行われるIFRS17等、保険会社を取り巻く規制は、これまでにない大きな変革期を迎えています。「津波」のように押し寄せる規制に対し、その都度対応するのではなく、本来保険会社としてどのようなリスクをどのように測るか、経営管理の在り方を再考し高度化することが、競争力や企業価値の向上において重要であると我々は考えています。 しかし、現場では、部門間の連携が進まない、人手不足、既存のITインフラが古く、柔軟性や効率性が充分ではない等、多くの課題が顕在化しています。また、それらを乗り越えた後に起き得るであろう潜在的な課題も予想されます。 人とテクノロジーが共存する「ポストデジタル時代」。テクノロジーを活用し、保険会社のファイナンス・リスク管理をどのように高度化すべきか、わかりやすく解説、提言を行います。最新テクノロジーの利活用の実現、業務への落とし込みに定評のあるアクセンチュアならではのグローバルの実績・知見を基にした事例、打ち手などもご紹介しますので、ファイナンス・リスク管理関連のご担当者様に加え、内部監査、数理、経営企画部門など幅広い方々に是非ご参加頂ければと思います。 |
詳細 |
1.保険会社に迫る、新たな時代「ポストデジタル」とは (1)デジタル技術の活用状況 (a)SMAC(Social/Mobile/Analytics/Cloud) (b)デジタルを活用した先進的な保険会社・商品 (2)「ポストデジタル時代」のもたらす保険業界への影響 (a)アクセンチュアの考えるポストデジタル時代 (b)DARQ(Distributed Ledger/AI/Extended Reality/Quantum computing) (c)ブロックチェーンを用いたファイナンス・リスク管理の最新事例 (米国The institute/伊ジェネラリ社)など 2.保険会社のファイナンス・リスク管理を取り巻く最新動向 (1)規制動向の振り返り (a)IFRS(保険会社に影響の大きいIFRS9、17号他) (b)経済価値フィールドテスト、ERM (2)直近の動向 (a)IFRS17、資本規制/経済価値フィールドテスト、ERM等の最新論点 (b)国内の影響について ・IFRS17やICS/経済価値ソルベンシーマージン規制の直近の動向 ・直近の動向がもたらすITへの影響予想 3.今後起き得る課題と求められる対応策 (1)業務負荷の増大、経営管理の高度化の障害 (2)業務効率化・早期化 (3)管理会計の高度化(KPI/KRIの設定・モニタリング)、意思決定への活用 (4)データ品質・ガバナンス品質の向上 4.ポストデジタル時代で目指す姿と実現への要諦 (1)ヒューマンとテクノロジーの融合「Human + Machine」 (2)データドリブンという考え方 (3)近年の事例紹介と要諦 ~欧州大手保険グループのオペレーション改革を参考として~ 5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |