保険契約国際会計基準に向けての実務的対応 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2003-06-30(月) 13:30~16:30 |
講師 |
中央青山監査法人 金融部 保険セクターリーダー 澤口 雅昭 公認会計士 チーフアクチュアリー 吉田 英幸 氏
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開催地 | アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区九段北4-2-25) |
詳細 |
国際会計基準は、2005年よりEU(欧州連合)の上場企業に対して強制的に適用されることとなった。保険会社においても、EUの上場企業であれば国際会計基準を使用しなければならず、保険契約に対する暫定的な基準であるフェーズⅠの公開草案が、2003年第2四半期末に公表される予定である。これを受けて、本格的に国際会計基準の影響度調査を行い始めた欧州の保険会社もある。日本の保険会社にとって、フェーズⅠが直接適用される会社は、欧州系の会社等に限定されるが、フェーズⅠにおいて保険契約に該当するか否かによって、フェーズIで対応すべき契約かフェーズIIで対応すればよい契約かの判定を行なわなければならない等、早急に検討を要する内容も含まれている。本セミナーでは、会計士により国際会計基準の現状と今後の展望を概説し、欧州の保険会社の具体的な対応状況を説明する。加えて、アクチュアリーにより想定される負債評価の方法について、理論を踏まえて具体的な事例を示しながら解説を行う。 講義詳細 1.国際会計基準の背景 (1)国際会計基準の必要性 (2)国際会計基準の検討の経緯 (3)今後の見通し 2.保険国際会計基準の要点 (1)生命保険と損害保険 (2)保険国際会計基準以外の基準の影響 (3)金融商品会計 (4)国際財務報告基準の初年度適用 3.現行会計に対するフェーズⅠの影響 (1)変更を強制される会計処理 (2)継続使用を容認される会計処理 (3)フェーズⅠ実施の影響 4.各国の対応状況 (1)企業の現状と対応 (2)会計基準移行に伴う会計的・数理的以外の問題 (3)欧州保険会社の影響度調査 (4)各国の見解 5.保険契約負債の具体的検討 (1)予想されるフェーズⅡの内容 (2)適用される理論 (3)負債評価モデル (4)市場価値マージンの設定 (5)保証リスクのある契約への対応 (7)保険負債の評価事例 6.国際会計基準への対応 (1)商品開発への影響 (2)資本・ソルベンシーⅡ等の動向 (3)経営状況の評価と報告 (4)日本固有の問題 7.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい |
お問合わせ |
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