異業種の参入にみる新たな金融の価値と展望ならびに顧客チャネル強化に繋がる最新技術の活用と動向 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2019-07-26(金) 9:30~12:30 |
講師 |
株式会社野村総合研究所 中野 留里 氏 NTTレゾナント株式会社 中辻 真 氏、八島 浩文 氏
【中野 留里 氏】 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | パーソナルデータを用いたプラットフォーム型ビジネスが転換期を迎える可能性がある中、テクノロジー企業による金融への参入から得る示唆をもとに、金融の価値と今後を考察する。(講演者:中野) また、金融に携わる主体にとって重要な論点である顧客チャネルの強化に関し、世界に先駆けて深層学習を用いた文章生成の商用化に取り組み、日本のAIコミュニティを牽引するサービスを展開する講演者らが、その関連技術の最新の研究動向や展望、ならびに、実際に開発・運営するサービスにて達成されていることを示し、金融への深層学習手法適用の可能性を論じる。(講演者:中辻、八島) |
詳細 |
1.金融機関の収益動向と周辺環境 (1)機能別(決済・資金供与・資産運用・リスク移転)にみた金融機関の収益動向 (2)周辺環境について―金利環境、人口動態、新規参入者との競争 2.AI・データビジネスの社会課題に対する関心の高まりとビジネスモデル転換の可能性 (1)巨大SNS企業によるパーソナルデータの不適切な使用を契機とした世界的なAI・データビジネスの社会課題への関心の高まり (2)社会課題への関心の高まりを受けた主要各社・各国の動き (a) 欧州・米国・日本などの政策当局の動向 (b) プラットフォーマーなど主要各社の動向 (3)データビジネス(AI含め)のビジネスモデル変化の可能性―パーソナルデータによる価値の分配に関する論点 3.異業種の金融への参入から考察する、金融の価値と今後 (1)金融の価値―経済成長を促進する効果、「摩擦」を減らし損失を抑える効果 (2)異業種の金融参入からの示唆 (3)「既存金融→異業態」と「協業」―活かすべきは信用と視る眼 (4)理想の金融とは―顧客チャネルの強化は競争力に直結する 4.技術サイドからみた顧客チャネル強化に関連したAIの現状と展望 (1)AIの変遷と現在―自然言語処理においても深層学習が非常に強力であることが示された2018年 (2)現在の課題―不明確な前提に対する弱点、常識、世界モデル、言語理解について (3)AI活用を高度化させる (a)データ量に関する展望 (b)手法に関する展望 5.実際に顧客チャネル強化につながるサービスを開発・提供する中でみえる現状できること・できないこと (1)ユーザとの対話履歴に基づいて、ユーザ毎にパーソナライズした対話応答を返す対話AIを用いたユーザの特性分析 (2)キャラクター性を持たせた対話応答を行うキャラクターAIを通じた、ユーザとの親密度強化による顧客導線チャネルの強化 (3)LINEやウェブブラウザなど、多様なユーザ接触媒体にキャラクター型対話AIを設置することによる顧客との接触導線の多様化・強化 6.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
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