保険実務で知っておきたい最新の医学知識 ~高血圧・認知症・フレイル・がん診療など~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2019-07-29(月) 13:30~16:30 |
講師 |
チューリッヒ生命 医長 佐藤 和夫 氏 1979年奈良県立医科大学卒業、横浜市立大学大学院医学研究科および医療機関勤務後、96年某国内生命保険会社 査定医長として勤務し、2002年からチューリッヒ生命 医長として勤務し現在に至る 新契約査定から支払い査定など幅広く保険業務に携わり、日本保険医学会での論文執筆や学会発表なども行う 「川崎病の現況と生命保険新契約業務」で平成27年度日本保険医学会優秀論文、「身体活動と健康長寿」で平成29年度日本保険医学会努力論文などの受賞歴あり |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 保険実務では医学知識が大切な場面が少なくありません。超高齢社会を迎え、わが国では高齢者の生命保険や医療保険などの加入が増えています。高齢者では疾患を複数かかえている場合が多く、保険実務での評価は必ずしも容易ではありません。医学・医療の進歩はめざましく、エビデンスの集積や診断・治療の進歩によって種々の疾患ガイドラインが改定されています。例えば、一番ホットな話題では今年4月に5年ぶりに、高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)が改定・発刊されました。高血圧診断基準の変更はありませんが用語の変更があります。保険のプロとして「正しい用語」を使っていただきたく、この点も講演の中でふれたいと思います。超高齢社会を背景に認知症が広く話題となっており、昨今、フレイルといった概念も提唱されています。最近の診療ガイドラインでは「益と害」やshared decision making(協働的意思決定)のコンセプトも取り入れて作成されています。 本講演ではJSH2019での主な改定点や最新の高血圧管理方法、認知症の基礎知識(ABC)とバイオマーカーの現況(XYZ)や「フレイル」の概念について解説します。がん診療の主な流れ・考え方や乳癌診療ガイドライン2018などにみる「意外なエビデンス」なども紹介します。また、質疑応答では皆様が日常の査定業務で遭遇する問題や疑問点など、テーマに限らず質問をぶつけてください。 |
詳細 |
1.高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)について (1)概要 (2)主な改定点(用語や降圧目標値の改定点について) (3)最新の高血圧診療(予見医学の考え方) (4)保険商品開発におけるブレークスルーについて 2.認知症のABC,XYZ (1)認知症の基本知識と先制医療 (2)認知症疾患診療ガイドライン2017の概略 (3)認知症バイオマーカーの現況と知っておくべき重要ポイント (4)保険商品開発における活用と課題 3.フレイルとは? (1)フレイルの概念 (2)身体活動と健康長寿 (3)保険実務における身体活動の評価 (4)保険実務への取り込みの展望 4.がん診療の進歩とがん保険 (1)今のがん診療の大きな流れ(escalationとde-escalation、益と害のバランスの視点) (2)乳癌診療ガイドライン2018などにみる「意外なエビデンス」 (3)がん診療の進歩とがん保険(展望と課題) 5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |