航空機ファイナンス実務シリーズ 第3回 ~エアライン倒産事例の検討とデフォルト対応(リポゼッションを含む)ならびにマーケットにおいて近時注目される取引スキームや発展的な取引スキーム~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2019-06-19(水) 13:30~16:30 |
講師 |
ホワイト&ケース法律事務所 パートナー弁護士 井門 慶介 氏 弁護士 福永 周介 氏
【井門 慶介 氏】 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 本セミナーシリーズ第3回では、第1回および第2回で習得した航空機ファイナンスの基礎理論と実務的な知識をふまえて、より応用的・実践的なトピックをとりあげます。はじめに、近年のエアライン倒産の事例の検討をおこなったうえで、エアラインのデフォルト時における航空機の取戻し(いわゆるリポゼッション)について実務や法的留意点を紹介し、レンダーやレッサーとしての有事の際の権利保全についてお話しします。 後半では、航空機ファイナンスのマーケットにおいて近時注目される取引スキームや発展的な取引スキームをいくつかとりあげ、それぞれのスキーム特有の問題点・留意点を含めて解説します。航空機ファイナンスマーケットの成長・拡大のなか、金融機関やリース会社間の案件獲得競争も激化しているといわれ、提案力を強め、かつ、リターン水準を確保するため新規のスキームが生み出されたり、案件は多様化・複雑化する傾向がみられます。たとえば、米国エアライン向けリース案件・JOLCOは少し前まで日本の投資家向け案件としては控えられてきましたが、近年急増する傾向にあるところ、そこには通常のリース案件とは異なるリーガル面での考慮が必須となります。また、より多彩な資金調達ニーズを満たすため生まれた取引ストラクチャーとして、PDPファイナンス案件やキャピタルマーケットを活用したいわゆるEETCやポートフォリオ案件など、難易度の高い案件もしばしばみられますが、案件取り組みのためには体系的な理解が重要です。さらに、航空機関連資産として注目される航空機エンジンのリースについてもとりあげ、固有の留意点をおさえ解説します。 |
詳細 |
1.エアラインのデフォルト・倒産と航空機の取戻し(いわゆるリポゼッション) (1)エアライン倒産の事例 (2)航空機の取戻し(いわゆるリポゼッション)の対応と実務的留意点 (3)クレジットの低いエアライン・カントリーリスクの高いエアラインへのファイナンス案件における留意点 2.米国エアライン向けリース取引 (1)日本の投資家向けマーケットにおける米国エアライン向けリース案件の増加 (2)米国エアライン向けリースを組成するうえでの法的留意点と実務 (3)実際の案件例 3.PDPファイナンス (1)PDP(Pre-Delivery Payment)ファイナンスとは (2)PDPファイナンスのストラクチャーと典型的なドキュメンテーション (3)PDPファイナンスにおけるリスクの所在と実務上の留意点 4.キャピタルマーケットにおける航空機ファイナンス取引 (1)いわゆるEETCスキームとは (2)典型的なEETCのストラクチャーとドキュメンテーション上の留意点 (3)日本型EETCの概要 (4)航空機リースのいわゆるポートフォリオ案件の概要と特徴 5.エンジンリース (1)エンジンリースの特徴と航空機リースとの相違 (2)典型的なリースの概要とドキュメンテーション上の留意点 (3)エンジンリースの法的留意点 6.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください。 ※ 解説の順序は一部前後する場合があります |
お問合わせ |
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