キャッシュレス化推進に向けたQRコード決済の国内仕様の標準化 ~国内における動向と統一技術仕様ガイドラインの解説~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2019-05-15(水) 13:30~16:30 |
講師 |
fjコンサルティング株式会社 代表取締役 CEO 瀬田 陽介 氏 国際マネジメントシステム認証機構(PCI DSSの認定評価機関)代表、Payment Card Forensics(現P.C.F.FRONTEO、日本初のPCI SSC認定フォレンジック調査機関)ボードメンバーを経て2013年fjコンサルティング株式会社を設立 ペイメントカード業界のコンサルタントとして、講演・執筆活動を行う 著書:『改正割賦販売法でカード決済はこう変わる』(共著・2018年、日経BP社)、『PCI DSS Version2.0 徹底解説』(2011年、SBIリサーチ『カード・ウェーブ』編集部)等 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 政府は「未来投資戦略 2018」において、現在約20%であるキャッシュレス決済比率を2025年までに40%とすることを目指しています。これを推進するため経済産業省は2018年7月、キャッシュレス推進協議会(以下協議会)を立ち上げました。 新しいキャッシュレス決済の手段として注目されるのが、スマートフォンのアプリを利用してQRコードを読み取り決済を行う「QRコード決済」です。協議会ではより一層の普及促進を目指し、国内における標準化仕様を取りまとめたガイドラインを2019年3月に公表する予定です。 QRコード決済は多数の事業者がサービスを開始したことで、普及に弾みがつく一方、店舗や消費者の間では混乱も起きています。また事業者の選択肢が多すぎるため、導入を躊躇している加盟店もあります。 本講演では、QRコード決済の概要と標準化される国内仕様に加え、今後の決済ビジネスの変化について解説します。 |
詳細 |
1.日本におけるキャッシュレス決済の現状 (1)遅れをとる日本のキャッシュレス化 (2)キャッシュレス化のもたらすメリット (3)政府のキャッシュレス化推進政策 (4)キャッシュレス推進協議会の設立とその活動 2.QRコード決済の概要 (1)QRコード決済の仕組み (2)取引の手順(CPM(消費者提示型)とMPM(店舗提示型)、動的提示と静的提示) (3)支払い方式(前払い型、即時型、後払い型) (4)関連する国内法 (5)国内の主なQRコード決済事業者 3.QRコード決済の標準化[1]技術仕様 (1)「コード決済に関する統一技術仕様ガイドライン」の位置づけ (2)ガイドラインが対象とする範囲 (3)EMVCoのQRコード決済に関する標準仕様 (4)シンガポールにおける統一QRコード(SGQR) (5)事業者間のデータ連携 (6)国内の統一コード仕様(バーコード、QRコード) (7)事業者識別コード仕様 (8)統一加盟店コード仕様 (9)店舗との接続(端末、API、電文形式) (10)店舗における掲示 4.QRコード決済の標準化[2]セキュリティ (1)考えられる不正利用のパターン (2)本人認証 (3)コード管理 (4)取引管理 (5)その他のセキュリティ対策 5.QRコード決済の標準化[3]オペレーションその他 (1)オペレーション (2)標準約款の整備 (3)地域連携 6.キャッシュレス化がもたらす決済ビジネスの変化 (1)「手数料0%」を可能にするビジネスモデル (2)決済アプリで取得できる情報 (3)データ利活用の事例 (4)個人情報取り扱いの留意点 (5)決済ビジネスからデータプラットフォームビジネスへ 7.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |