ネット強化のためのリアル戦略 ~楽天グループ VS SBIグループ~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2019-04-12(金) 13:30~16:30 |
講師 |
経営企画研究所 代表 丹羽 哲夫 氏 1971年関西大学法学部卒 長銀総合研究所 主席研究員を経て現在経営企画研究所代表 建設省、通産省の委員会委員歴任 著書として「図解でわかる MBO」、「持株会社がわかる本」、「経営計画の立て方・つくり方」、「経営企画部」など多数 専門分野は戦略経営・新事業開発・流通革新 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | ネットによる事業展開は曲がり角を迎えている。EC(電子商店街)もネット金融事業も会員獲得に上限が見え、新たなビジネスモデルへの転換が求められている。事実、ネット企業は自社のネット強化のためにリアルチャネルを展開し、攻めるべき顧客セグメントに対する商品・サービスを鮮明にすることを目的にしている。アメリカのネット証券大手チャールズ・シュワブ元CEOが明言したようにネット利用客と店舗利用客は異なる。この違いを踏まえてネット強化のリアル戦略を“巨大なプラットフォームを有し、銀行・証券・保険などの総合金融業態を展開するグループ”である楽天とSBIの比較でみていく。両社グループは会員ビジネスモデルを採用しているが、EC(電子商店街)からの誘客としての総合金融戦略を展開している楽天グループと金融専門ネットとして総合金融戦略を展開するSBIグループに分かれる。注目点は、両社とも大きく異なるリアル戦略を展開している点にある。競合する金融グループとの多面的な競争力を比較分析しながら、3金融分野における今後のリアル戦略展開を予測し、ネット強化の貢献度合いを推定する。これらの分析・予測を通じて各金融業態各社への影響を推測し、今後の戦略に取り入れられる内容である。 < 対象者 > ■銀行、地方銀行、ネット銀行の関係者 ■証券、ネット証券の関係者 ■生命保険、ネット生保、損害保険、ネット損保の関係者 ■投資信託の関係者 ■情報システムの関係者 |
詳細 |
1.膨大な会員を擁するプラットフォームの潜在力を活かした事業展開 (1)ECプラットフォームの構築 (2)誘客による金融プラットフォームの形成 (3)金融専門プラットフォームの形成 (4)進行するビックデータとAIの活用 (5)楽天グループとSBIグループの共通点と相違点 (6)ネット企業が有する弱みの顕在化 2.顕在化した弱み (1)1000万人単位の会員でも片寄る年齢構成 【攻略しきれない顧客】 (a)未登録顧客 (b)休眠顧客 (c)金融事業に誘客できない顧客 【ロイヤリティを獲得できない顧客】 (a)他ネット企業の併用顧客 (b)他ネット企業に乗換顧客及び離脱顧客 3.弱みを強みに変える方策 (1)ビジネスモデルの転換 (2)商品ジャンルの専門性の高度化 (3)新商品ジャンルの開拓 (4)プラットフォームの追加 (5)新生態系の追加 (6)リアルチャネルとの複合化 (7)ビックデータ活用による事業の進化 (8)海外とのネットワーク強化 (9)楽天グループの戦略選択 (10)SBIグループの戦略選択 4.楽天グループにおけるリアル戦略 (1)戦略選択 (2)鍵を握る戦略コア (3)本業のEC事業 (4)金融事業 (5)広告事業 (6)スポーツ事業 (7)求めるシナジー 5.楽天グループの金融事業のリアル戦略と影響予測 (1)銀行関連事業 (a)クレジットカード (b)電子マネーとポイントカード (c) QRコード決済 (d)融資 (e)決済・融資のリアル戦略 (f)影響予測 (2)証券事業 (a)投資信託 (b)債券 (c)資産管理 (d)証券のリアル戦略 (e)影響予測 (3)保険事業 (a) 生命保険 (b)少額短期保険 (c)損害保険 (d)保険のリアル戦略 (e)影響予測 6.SBIグループにおけるリアル戦略 (1)戦略選択 (2)鍵を握る戦略コア (3)金融事業 (4)アセットマネジメント事業 (5)バイオ関連事業 (6)求めるシナジー 7.SBIグループの金融事業のリアル戦略と影響予測 (1)銀行関連事業 (a)預貯金 (b)融資(住宅ローン) (c)銀行のリアル戦略 (d)影響予測 (2)証券事業 (a)投資信託 (b)債券 (c)資産管理 (d)証券のリアル戦略 (e)影響予測 (3)保険事業 (a)生命保険 (b)少額短期保険 (c)損害保険 (d)保険のリアル戦略 (e)影響予測 (4)総合金融 (a)マネープラザ (b)地方銀行支店内マネープラザ (c)影響予測 8.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
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