決済サービスの海外・国内事情2019春版 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2019-02-20(水) 13:30~16:30 |
講師 |
山本国際コンサルタンツ 代表 明治学院大学法学部 講師 関東学院大学経営学部 講師 山本 正行 氏 主に決済サービス事業の企画、戦略立案を専門とするコンサルタントとして、決済関連の事業化やサービス企画などを支援 消費生活センターや行政と連携し電子決済が絡む消費者問題の解決にも協力 決済サービスに関する法律・制度の整備、消費者行政ではさまざまな委員の委嘱をうける 講演・執筆多数 現在の役職は山本国際コンサルタンツ代表、関東学院大学経営学部講師、明治学院大学法学部情報環境法学科講師など |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 本講義では、昨年6月の講義に続き、海外・国内を対比的に俯瞰し日本の2020年に向けた動向を探ります。2017年後半海外ではあまり活発な動きは見られませんが、全体ではアマゾンペイの動向、Pto P送金サービスの増加、中国ではAMEXが2002年以降撤退していた海外決済事業者として初めて再参入の見通しが立つなど、地味ながら重要なニュースがあります。 国内では経済産業省による提言「キャッシュレス・ビジョン」に基づき2025年までにキャッシュレス比率を40%に高めようとする施策が稼働しはじめました。推進母体となるキャッシュレス推進協議会がQRコード決済の標準化、キャッシュレス普及に寄与する自動サービス機の普及促進などのプロジェクトを進めようとしています。さらに政府は加盟店手数料を3.25% 以下に規制することや消費税増税時にポイント還元するなどの新たな方策案を打ち出しています。制度面では、17年度に改正された銀行法がフィンテック対応を目的に「資金決済等代行業者」、同年施行の資金決済法により「仮想通貨交換業」、18年度に施工されたより改正割賦販売法による「クレジットカード番号等取扱契約締結事業者」があらたに規制対象となりました。資産管理、クラウド会計アプリ提供会社、仮想通貨交換業者、アクワイアラー、決済代行業者、などが新たに法的地位を得、規制を受ける立場となりました。 Alipay、WeChat Pay を契機に国内で導入が進み始めたQR決済(〇〇ペイ)が話題となっており、銀行、JCB、NTTドコモなどの参入でより活発化の様相を呈しています。実際の利用は進まないとの指摘やビジネスモデルを疑問視する意見もあるようです。これに関しては状況を取りまとめ解説します。 本講義は金融機関や小売などで決済サービスに従事する方のほか、ソリューションを提供するプロバイダの方などにも受講していただくことを意識し、決済サービスの状況と課題、今後の方向性を広範に扱う予定です。 |
詳細 |
1.海外情勢 (1)海外におけるキャッシュレス(従来型)の動向 (a)銀聯とAliPay、WeChat Payの関係、国際ブランドの状況、第三の決済ブランドに成長したPayPal、など (b)中国から排除されつつあるVisa/MasterCardと再参入をはたしたAMEX (2)定点観測 (a)Fintech、API解放、仮想通貨などの新しい動き (b)Visa,MasterCard,中国銀聯, SEPAの現状と今後 (c)中国のキャッシュレス事情 (d)テクノロジー:EMV、NFC、QRコード等 (3)その他 ~アマゾン、ウォルマートの動き、Venmo、PayPal、その他ウォレットサービス、など 2.国内情勢 (1)クレジット/デビット/プリペイド ~国際カードの現状(国際デビット、国際プリペイドが普及期に、デビットに将来性・課題は利用促進) (2)複雑化する決済サービス事例 (a)キャリア系ブランド付きカード(dカード、ソフトバンクカード、au Walletなど) (b)スマホの発行する国際カード:バンドルカード、Kyash (c)送金&決済に対応・Paymo、Paidy、ZOZOTOWNつけ払い、後払い決済などの新たな決済サービスの今後 (3)決済に関連する法制度・銀行法、割賦販売法、資金決済法のポイント (a)資金決済等代行業者、仮想通貨交換業者、クレジットカード番号等取扱契約締結事業者、の実際 (b)フィンテックの動向、国際カード決済(Visa/MasterCard)の今後、仮想通貨はどうなる? (4)QR決済(○○ペイ)の状況と課題 ~LINE Pay、楽天Pay、オリガミペイ、アマゾンペイ、d払い、ペイペイ等の状況、および、銀行による○○ペイ (5)加盟店手数料3.25%以下、消費税増税時のポイント還元の波紋とカード業界の状況 3.日本の今後の方向性 (1)決済サービスの未来 ~究極は非接触,QRでなくamazon.go、現実的にはタグ利用など無人レジ操作性向上が課題 (2)決済業界の課題銀行のカードビジネス参入と今後(デビットカードなど) ~多すぎるカード会社、システム負担が重荷に、加盟店手数料下げ圧力に耐えられるのか? 4.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください ※ 講義は可能な限り本内容に沿って進めますが、資料や進行が本記載に完全に忠実であることを保証するものではありません。 |
お問合わせ |
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