ビッグデータ・個人情報の流通に関する新たな仕組みと契約実務 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2018-12-14(金) 13:30~16:30 |
講師 |
牛島総合法律事務所 パートナー弁護士 影島 広泰 氏 2003年10月弁護士登録、牛島総合法律事務所入所 13年1月同事務所パートナー ITシステム開発、個人情報・プライバシー、ネット上のサービスや紛争に関する案件を中心に、企業法務の第一線で活躍中 日本経済新聞社「企業法務・弁護士調査」16年情報管理部門において、「企業が選ぶランキング」2位 裁判所ウェブサイトで公開された最新判例の判決文を自動的に分析してTwitterに投稿するBot(プログラム)を提供(@kageshima) 約25万ダウンロードのiPhone/iPad人気アプリ「e六法」開発者 「改正個人情報保護法と企業実務」(清文社、17年6月)、「これで安心! 個人情報保護・マイナンバー」(日本経済新聞出版社、17年6月)、「Q&Aチェックリストでよくわかる 改正個人情報保護法対応ブック」(ぎょうせい、17年5月)、「平成29年5月施行 改正個人情報保護法の実務対応マニュアル」(大蔵財務協会、17年3月)、「法律家・法務担当者のためのIT技術用語辞典」(商事法務、17年7月)ほか著作多数 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | ビッグデータ・個人情報の流通に関して、各省庁が様々な政策を打ち出しているため、それぞれの仕組みがどのような場面で必要となるのか、従来どおりの個別の契約での情報提供と何が違うのかなどがわかりにくくなっている面があるように思われます。本セミナーでは、それぞれの仕組みが必要となった背景を個人情報保護法による規制や過去の事例等をベースに解説し、どのようなビジネスでどの仕組みが利用できるのかを検討します。その上で、情報セキュリティについての法的責任を踏まえた契約条項、API 利用契約やデータ提供契約、プライバシーポリシーの文言など、契約実務について実務的に解説していきます。 |
詳細 |
1.日本におけるビッグデータや個人情報の流通の仕組み (1)混沌としている様々な仕組みの整理 (a)情報銀行 (b)医療ビッグデータ法(次世代医療基盤法) (c)匿名加工情報など (2)新しい仕組みが必要とされている理由 (a)過去の事例の問題点 (b)個人情報保護法の規制 (3)それぞれの仕組みの位置づけ (a)情報銀行などの新しい仕組みが必要となるケース (b)新たな仕組みを利用せずに個別の契約を締結すればよいケース 2.情報銀行 (1)そもそも「情報銀行等」とは何なのか (a)なぜ必要なのか~乗降履歴データの事例が炎上した理由 (b) InsurTech(インシュアテック)での活用~IoT からの情報収集 (c)プロファイリングに基づくコンサルティング、広告配信 (2)「情報銀行認定」とは (a)情報銀行(情報利用信用銀行)の認定 (b)「モデル約款」のポイントと実務への応用 (3)パーソナルデータストア(PDS)、データ取引市場 3.医療データの流通 (1)匿名加工情報を利用した個別の契約によるデータ提供の実務 (a)匿名加工情報へ加工する際のポイント (b)加工の作業を委託する際のポイント (2)医療ビッグデータ法(次世代医療基盤法) (a)どのような場合に利用することになるのか(情報銀行との違い等) (b)匿名加工医療情報とは (c)認定匿名加工医療情報作成事業者と認定医療情報等取扱受託事業者 (3)経済産業省による医療情報管理の認証 4.情報セキュリティと法的責任 (1)裁判例から考える情報セキュリティの法的責任 (a)サイバー攻撃を受けて情報漏えいしたケースで損害賠償義務を負うとされた事例 (b)委託先からの情報漏えいについて委託元の責任が追及された事例 (2)リスクの定量的分析の手法と社内規程への反映 ~情報取り扱いに伴うリスクの計測方法を社内規程化する方法(サンプル) (3)限定提供データ(不正競争防止法)のポイント 5.契約実務とドキュメンテーション (1)プライバシーポリシーの文言のポイント ~匿名加工情報を作成・第三者提供する際の文言(サンプル) (2)「銀行法に基づくAPI 利用契約の条文例」のポイント ~条文例に基づいた契約書レビューのポイント (3)「AI・データの利用に関する契約ガイドライン」 ~「データ編」のポイントと、ガイドラインに基づいた契約書レビューのポイント (4)情報セキュリティに関する条項のポイント (a)委託先との契約条項レビューのポイント (b)「IoT セキュリティガイドライン」に基づいた、 IoT 機器から情報提供を受ける際の契約条項のポイント (5)個人情報保護法の確認・記録義務 ~契約書や覚書の条項例(サンプル) 6.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PC の使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |