1 日で学ぶ決済サービスの重要ポイントとキャッシュレス社会の展望 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2018-12-19(水) 9:30~16:30 |
講師 |
株式会社野村総合研究所 金融ITコンサルティング部 上級コンサルタント 宮居 雅宣 氏 1990年JCB入社 新サービス企画や業務設計、セキュリティ対策や回収等の実務経験を基に99年にはFeliCaを大量発行しNFC対応方針を策定 2000年に業界代表幹事としてETCカードを実現するなど業界のIC化を牽引 05年NRI入社 電子マネーの立上げや新決済サービス実現支援など実務経験に基づくコンサルや実行支援に従事 「キャッシュレス革命2020」 「カード決済&セキュリティの強化書2018」 「月刊消費者信用」 「電子決済ビジネス」「2015年の決済サービス」など執筆、講演多数 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 最近よく目にする報道「中国はキャッシュレス先進国、日本はキャッシュレス後進国」「QRコード決済にすればキャッシュレスは進む」は、殆どの消費者が銀行口座を持ち口座振替や口座振込を多用する日本人にも当てはまるのか。非接触ICの便利さに慣れた消費者が、アプリを立ち上げてカメラで読み取らせるQRコード決済を本当に使うのか。QRコードを上手く決済に活かすポイントはどこにあるのか。最近のキャッシュレスブームに伴う疑問を解消するには、日本と海外の決済環境や支払い習慣、決済サービスの仕組みの違い、司法判断がビジネスに与える影響を理解する必要がある。 本講演では、業界をリードする新サービス開発やセキュリティ対応などの実務経験に基づき、昨年10月の当社セミナーにて仮想通貨の盗難リスクを指摘するなど数々の講演や専門誌で将来展望を言い当ててきた講師が、QRコード決済や決済サービスが内包するリスクやその背景や根拠など重要ポイントを解説のうえ、キャッシュレスの将来像を展望する。 |
詳細 |
1.国際ブランド決済の仕組みと特徴 (1)決済サービスの基本構造と国際規格の重要性 (2)クレジットカードで学ぶデータ流、金流とインフラ (決済サービスは装置産業であることの重要性) (3)国際ブランド決済カードのICT活用 (接触IC化、非接触IC化、NFC化の変遷とEMV) (4)ブランドデビットの仕組みと特徴 (三菱UFJ Visa/JCBデビット、SMBCデビット、みずほJCBデビットなど) (5)ブランドプリペイドの仕組みと特徴 (LINE Payカード、au Wallet、バーチャルプリペイド、GPRなど) (6)国際ブランドのQRコード決済 (mVisa、Master Pass QR、UnionPay mobile QuickPass QR code など) 2.日本独自の決済サービス (1)近接型非接触ICの国際規格と日本の電子マネー (Suica、nanaco、WAON、楽天Edyなど) (2)Apple Pay、Google Payの日本独自対応と海外との違い (3)キャッシュカードで買い物できるJ-Debitの仕組みと秘められた可能性 (4)デビットカードのキャッシュアウトサービス (イオン/東急電鉄券売機のキャッシュアウト) 3.QRコード決済の動向 (1)中国国策「銀聯」の仕組みと第三者決済機構「アリペイ」「ウィチャットペイ」の生い立ち (2)アリペイ、ウィチャットペイが爆発的に利用された理由と中国政府の規制の強化動向 (3)スウェーデン、インド、シンガポールなど海外QRコード決済の実態 (Swish、Aadhaar Payment、NETSなど) (4)国内のQR決済サービス動向 (LINE Pay、PayPay、銀行Pay、d払い、全国金融機関共通スマホ決済など) (5)日本政府の取組みと影響 (キャッシュレス推進協議会、消費税増税対策、マイナンバーカード買い物ポイントなど) 4.新たな決済サービスの課題とキャッシュレス社会の展望 (1)加盟店入金に多大な影響を及ぼす金融システミックリスクの怖さ (2)中国QR決済やdポイントの不正利用で懸念が高まるQRコード決済の不正利用と QRコード技術の高度化動向 (3)「村のルール」ではない、決済サービス60年の歴史で集積したノウハウに潜む注意点 (4)非接触ICかQRコード決済か、2020年キャッシュレス社会の展望 5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |