金融機関における次世代型店舗戦略 ~データべース+AIを核とする顧客経験価値の創出~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2018-12-21(金) 9:30~12:30 |
講師 |
経営企画研究所 代表 丹羽 哲夫 氏 1971年関西大学法学部卒 長銀総合研究所 主席研究員を経て現在経営企画研究所代表 建設省、通産省の委員会委員歴任 著書として「図解でわかるMBO」、「持株会社がわかる本」、「経営計画の立て方・つくり方」、「経営企画部」など多数 専門分野は戦略経営・新事業開発・流通革新 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 第2次金融次世代型店舗の開発・展開の時期に突入している。過去の開発ブームは、単に少人数運営と現状サービス展開による小規模店舗(インストアブランチも含めて)であった。第2次の背景は、顧客の来店動機が薄れ、ネット金融との競合も激化し、多様化する金融商品が必ずしも顧客ソリューションに直結していない状況にある。第2次金融次世代店舗の特徴は、カウンターを無くしペーパーレスを売りにしたハイテク+接客の店舗作り中心である。しかし、これは金融機関視点の5P(※1)に止まり、次世代の狙いは「顧客データベース」と「金融商品データベース」を的確にマッチングさせ、AI(人工知能)を駆使する店員のコンサルテーション能力で顧客の抱える資産形成・運用・支出などにおける顧客視点5C(※2)の実現をタイムリーに行うことである。特に、金融会社の総合リテール戦略を分担するに足る次世代型店舗でのリアル空間とデジタル空間をジャスト・インタイムでマッチングし、期待値を上回るメリットを継続的に提供できるか否かが問われる。本セミナーでは、銀行・証券・保険の次世代型店舗を分析し、従来の金融業界の常識を超えて今後の展開について予測する。 ※1 販売促進(Promotion)、流通経路(Place)、相互連携(Partnership)、金融商品(Product)、表示価格(Price) ※2 相互交流(Communication)、顧客利便(Convenience)、意見一致(Convergence)、顧客価値(Customer value)、必要経費(Cost) < 対象者 > ■銀行、地方銀行、ネット銀行の関係者 ■証券、ネット証券の関係者 ■生命保険、ネット生保、損害保険、ネット損保の関係者 ■投資信託の関係者 ■情報システムの関係者 |
詳細 |
1.技術革新で失われる来店動機 (1)溢れるATM (2)公共料金収納はコンビニ優位 (3)スマホが窓口に (4)信用=儲かる神話の崩壊 (5)自己責任という罠 (6)溢れる金融店舗 2.今後の顧客視点による来店動機づくり (1)顧客とのコミュニケーション密度 (2)地域に根差した情報発信 (3)地域・個店ごとの金融商品提案 (4)ネットでは受けられないソリューション (5)信頼関係=安定した期待値実現 (6)他社金融店舗との差別化と競争優位性 3.第2次 次世代型店舗の特徴 ~金融機関視点5Pの洗練化~ (1)カウンターなし (2)ペーパーレス (3)接客重視 (4)少人数構成 (5)各種金融商品を品揃え (6)ローコストオペレーション (7)金融機関視点5Pで十分か 4.次世代型店舗への本格的移行課題 ~顧客視点5Cの実現~ (1)顧客データベースの量・質 (2)金融商品データベースの量・質 (3)AI(人口知能)・ビックデータ (4)全店一律の罠 (5)店員のコンサルテーション能力 (6)顧客視点5Cの実現が不可欠 5.銀行における5Cの実現度 (1)最大手都市銀行のリテール戦略 (2)都市銀行での次世代型タイプ (3)銀証融合 (4)銀信証融合 (5)再挑戦のインストアブランチ (6)再構築を進める地方銀行 (7)ネット銀行のリアル店舗戦略 (8)5Cの実現度 6.証券における5Cの実現度 (1)最大手証券会社のリテール戦略 (2)専門店型 (3)総合金融型 (4)SBIのマネープラザ (5)東海東京証券の次世代型タイプ (6)ネット証券のマルチチャネル化 (7)5Cの実現度 7.保険における5Cの実現度 (1)最大手生保会社のリテール戦略 (2)大手生保とネット生保の提携 (3)最大手損保会社のリテール戦略 (4)変貌する保険内容 (5)遅れる次世代型来店型店舗 (6)動く代理店店舗 (7)ネット生損保のマルチチャネル化 (8)5Cの実現度 8.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |