損害保険会社における支払備金算出(リザービング)の理論と実務 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2018-09-11(火) 13:30~16:30 |
講師 |
ウイリス・タワーズワトソン 保険コンサルティング&テクノロジー部門 田中 千晶 氏 シニアディレクター 部門統括 植益 啓一郎 氏 シニアコンサルタント
【田中 千晶 氏】 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 損害保険会社が国際財務報告基準第17号(IFRS17)や保険監督者国際機構(IAIS)による国際資本基準(ICS)に対応していくためには、支払備金について、ベストエスティメイト・リザーブ、将来キャッシュフロー、さらにはリスク量までも把握することが必要となります。また、これらに対応するためにはIBNR備金を含めた支払備金を統計的に見積もることが必須となります。一方で、現行の日本の損害保険会社の決算では、支払備金について統計的な見積もりが求められるのは一定条件を満たす種目に限定されているため、今後の実務面での対応に大きな不安を感じておられる方も多いと考えます。本セミナーでは、支払備金の統計的な見積方法の理論と、実務でよく見られる諸課題やその対応方法等について豊富な実例を用いてご説明します。支払備金の算出担当者および評価担当者の方々の参加を想定していますが、今回は、実務経験の少ない方でも理解できるように基礎的な内容を中心とする予定です。 |
詳細 |
1.理論 (1)基本的な手法 (a) チェーンラダー法 (b) ボーンヒュッター・ファーガソン法 (2)その他の手法の紹介 (a) Cape Code法 (b) GLM法 2.実務 (1)分析用トライアングル・データの準備 (2)チェーンラダー法の適用における検討事項 (3)ボーンヒュッター・ファーガソン法の適用における検討事項 (4)最終発生保険金の算出における検討事項 (a) 複数手法の結果比較と選択 (b) 引受年度別データの調整 (c) 再保険控除前から控除後への調整 (5)バックテスト 3.リスク管理における支払備金分析 (1)支払備金リスクの評価方法 (a) 解析的手法による評価 (b) シミュレーションによる評価 (2)支払備金リスクのタイム・ホライズン (a) ライフタイムのリスク量 (b) 一年分のリスク量調整 4.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |