QRコード決済が巻き起こす決済ビジネスの大変革 ~国内外の最新事例と新しいユーザー体験(UX)がもたらすインパクト~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2018-07-05(木) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社インフキュリオン シンクタンク事業部 マネージャー 森岡 剛 氏
2014年~:インフキュリオン シンクタンク事業部にて調査分析業務の中核を担う 特に決済とフィンテックに関する海外事例を踏まえた戦略分析に定評 戦略コンサルティングにおけるアドバイザーを務める一方、雑誌やWebメディアにて情報発信も行う |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 2次元バーコードであるQRコードを用いた決済サービス(以下、QR決済)が脚光を浴びている。QRコード自体は従来からあるものであり、またQRコードを活用する決済サービスもあったが、大きな注目を浴びることはなかった。そんな状況は、中国発のアリペイとウィーチャットペイの大成功によって一変した。中国という巨大市場において、リアル決済のキャッシュレス化を一気に実現してしまった事実への驚きが、日本を含む多くの国でQR決済の意義を見直すきっかけになっている。 QR決済を「カードをQRコードで置き換えただけ」とみくびってはならない。業界が長年培ってきたカード決済インフラをバイパスし、新しいユーザー体験(UX)を可能にするサービス革新が既に進行している。 本講演では、海外と国内のサービス事例におけるUXや処理フロー、そして各サービスの背景にある戦略的意図を解説しながら、モバイル決済UX革新の動向に迫る。カード決済の国際ブランドのコンソーシアムであるEMVCoによる仕様標準化、アジア各国における標準化動向について報告する。最後に、日本政府のキャッシュレス化推進の最新状況に触れた上で、独自の消費者リサーチで見えたQR決済普及への留意点を共有する。 |
詳細 |
1.QR決済による変革のポテンシャル (1)カード決済のUXの特徴 (2)新たな決済UX構築の土台としてのQRコード:アリペイ、ウィーチャットペイ (3)QR決済の4つの基本形態 2.顧客提示型QR決済 (1)サービス事例とその戦略的背景:米スターバックス、米チェース銀行、英テスコほか (2)処理フロー上の注意点 (3)不正リスクと動的QRコード 3.加盟店提示型QR決済 (1)国際ブランドによるサービス:mVisaとMasterPassQR (2)静的スキームの処理フローと注意点 (3)静的と動的のハイブリッド型スキームの事例 (4)動的スキームの事例と処理フロー:米ウォルマートペイほか 4.銀行によるQR決済サービスのインパクト (1)日本のカード業界の特殊性 (2)銀行法改正と銀行APIがもたらすもの (3)口座連動型QR 決済 5.決済UX の再構成 (1)金額確定とQRコードスキャンのアンバンドル化 (2)アンバンドル型処理フロー:米ウォルマートペイ (3)国内事例:タクシー 6.グローバルでの標準化動向 (1)EMVCoのQRコード仕様 (2)アジア各国の標準化の状況とその戦略的背景 7.日本市場への展望 (1)経済産業省「キャッシュレス・ビジョン」と日本のキャッシュレス化 (2)消費者リサーチで見えた普及への留意点 8.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
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