全社的リスクマネジメント入門

~独立取締役とリスクマネージャーには何が求められるのか~
受講区分 会場
開催日時 2018-05-23(水) 9:30~17:00
講師 FFR+
「金融工学とリスクマネジメント高度化」研究会
代表
(日本銀行 金融機構局 金融高度化センター)
碓井 茂樹 氏

1983年、京都大学経済学部卒業 日本銀行入行 金融機構局で金融機関の実地考査、モニタリングに従事した後、2006年、金融高度化センター企画役(現職) コーポレートガバナンス、リスク管理、内部監査の高度化に係る実務の調査研究、金融機関の支援サポート業務を担当 08年~FFR+「金融工学とリスクマネジメント高度化」研究会を主宰(現職) 11年、日本金融監査協会を設立 京都大、一橋大、埼玉大、慶應義塾大学、東京経済大学、大阪経済大、千葉商科大で客員教授・講師を務める 公認内部監査人(CIA)、公認金融監査人(CFSA)、内部統制評価指導士(CCSA)

概要 リスクの多様化、複雑化を受けて、リスクマネジメントは高度化してきました。とくに金融機関では、経営管理のために、リスク計量化手法が取り入れられ、高度な専門知識が必要になりました。
金融危機の発生により、リスク管理技術の高度化だけでなく、ガバナンス態勢を整備する必要性が指摘されました。すでに海外の金融機関では、取締役会、リスクマネジメント機能、内部監査機能の三位一体の改革を実現しています。
多額の損失、重大な不祥事の発生等を防ぎながら、経営の目標を達成するためには、独立取締役と専門性を有するリスクマネージャーの存在が不可欠です。本セミナーは、リスクマネジメントを体系的に理解し、実践するための基本事項を習得するための入門セミナーです。

【以下の方々におすすめです】
・独立取締役とガバナンス事務局、社内・社外監査役、執行役員
・経営企画部門、収益管理部門、リスク管理部門、内部監査部門の管理者、担当者 等

【到達目標】
独立取締役、リスクマネージャーが身に付けるべき基本事項を習得する。
詳細 1.イントロダクション
(1)わが国の金融危機の教訓:リスクの把握
(2)国際金融危機の教訓:ガバナンスの整備

2.全社的リスクマネジメント
(1)COSO内部統制 統合的フレームワーク
(2)ERM全社的リスクマネジメント
(3)統合リスク管理とリスクアペタイト・フレームワーク(RAF)

3.リスクの把握と管理
(1)リスクの計量化、VaRの計測と検証
(2)ストレステスト、シナリオ分析
(3)市場・信用・オペレーショナルリスクの管理態勢

4.リスクコミュニケーション
(1)トップリスクの管理
(2)ダイレクト・アクセス、チャレンジ

5.質疑応答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮ください
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
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