2019年FATF第四次対日相互審査に向けた金融機関の実務対応 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2018-05-08(火) 9:30~12:30 |
講師 |
弁護士法人中央総合法律事務所 國吉 雅男 氏 パートナー弁護士 金澤 浩志 氏 パートナー弁護士(日本・NY州)
【國吉 雅男 氏】 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 近時、2019年に予定されているFATFによる第四次対日相互審査に向けて、AML/CFT態勢の高度化の必要性が急激に高まっています。金融庁は本年2月6 日に「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」を策定の上、同日より適用を開始しており、金融機関における取組みの強化が急務となっています。同ガイドラインでは、リスクベース・アプローチを核としたAML/CFT態勢の構築や経営陣の積極的な関与などが求められており、従来の犯罪収益移転防止法等の関連法令のコンプライアンスだけでは十分とは言えなくなってきております。本セミナーでは、FATFによる第四次対日相互審査の枠組みの理解を踏まえて、FATFが求める要求水準についてFATF勧告や他国での相互審査結果を分析し、金融庁のガイドラインに準拠した態勢構築に向けた対応について解説いたします。 |
詳細 |
1.FATF第四次対日相互審査の概要 (1)FATFとAML/CFTの進展の経緯 (2)FATFの第四次相互審査の概要 (3)第四次相互審査における審査項目-IO(ImmediateOutcome)と他国審査結果の分析 (a)IO4.1-ML/TFリスク及び義務の理解 (b)IO4.2-リスクに即したリスク軽減措置 (c)IO4.3-顧客管理措置及び記録保存状況等 (d)IO4.4-PEPs等に係る厳格な措置又は特別措置の実施 (e)IO4.5-疑わしい取引の報告状況等 (f)IO4.6-内部管理・手続の適用状況等 2.ガイドラインにより求められるマネー・ローンダリング対策等のポイント (1)ガイドライン策定の趣旨 (2)ガイドラインの位置付け (3)ガイドラインの特徴 (a)「対応が求められる事項」と「対応が期待される事項」への対応 (b)「リスク管理」態勢の構築 (c)経営目線の重要性 (d)ミニマムスタンダードとしての「リスクベース・アプローチ」 (4)リスクベース・アプローチの実践 (a)リスクの特定・評価の具体的な手法 (b)リスク低減措置の採択・実施のポイント (c)顧客管理(カスタマー・デューディリジェンス:CDD)の実践方法 (d)取引モニタリング・フィルタリングと疑わしい取引の届出への対応 (e)記録の保存、ITシステムの活用、データ管理のポイント (5)リスク管理態勢の構築・整備 (a)経営陣による主体的関与、経営方針の策定とその実践 (b)三つの防衛線(threelinesofdefence)における各部門の具体的な対応 (c)グループベースの管理態勢の構築 (d)役職員のレベルアップに向けた具体的な対応 3.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
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