ゲノム解析・ゲノムIT技術開発と医療システムの最新事情 ~世界の最新Precision Medicine開発動向~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2018-05-09(水) 13:30~16:30 |
講師 |
国立研究開発法人理化学研究所 生命医学研究センター ゲノムシークエンス解析研究チーム チームリーダー 中川 英刀 氏 1991年大阪大学医学部卒業後、外科医として臨床に8年間関わり、大学院生時よりヒトゲノム研究に従事(医学博士) 米国オハイオ州立大学にてがんゲノム研究、ゲノム医療に携わり、03年から東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センターの助手、准教授 08年から理化学研究所に移り、最新のゲノムシークエンス技術とスパコンを用いて、がんを中心とした国際共同での大規模なゲノム解析を行っている これらゲノム情報をいかに臨床に還元するかも問い続けており、国内外の企業や研究者の動向にも明るい 現在、日本医療開発機構のゲノム医療実現化プロジェクト プログラムオフィサーも兼任 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | ヒトゲノム計画、DNAシークエンス技術の革命、ゲノムIT技術の革新に伴い、個人の全ゲノム配列を1000ドルで迅速に解読して、表現型との関連を解釈し、健康医療へと応用できるようになった。さらには、これらデジタルなゲノム情報とヒトの病気や表現型との関連が多数明らかになり、それらの情報を医療に実装していくゲノム医療=Precision Medicineが、国内外にて進みつつある。本講演では、ゲノム研究・ゲノム医療に実地で携わってきた経験を踏まえ、ゲノム解析技術やがんを中心としたゲノム医療の基本事項と共に、これまでのゲノム研究>ゲノム医療の流れや国内外での最新事情について紹介する。 |
詳細 |
1.ヒトゲノムの基本 (1)ヒトゲノムプロジェクトについて (2)ヒトゲノム配列と表現系の多様性 (3)ゲノムの多様性・異常と病気との関連 (4)ゲノムワイド関連解析や家系解析など、遺伝学的手法 2.ヒトゲノム解析技術の革命 (1)次世代シークエンサーの原理と開発 (2)次世代シークエンサーの応用 (医療分野) (3)次世代シークエンサーの応用 (非医療分野) (4)次期のシークエンス技術の開発と将来 3.ヒトゲノムデータ(IT)解析技術 (1)数学的・統計学的手法 (2)データ(IT)解析のための計算資源やクラウド (3)大規模ゲノムデータ解析の動向 (4)医療・診断としてのIT解析の標準化 4.ゲノム医療(Precision Medicine)の具体例 (1)がん(体細胞変異・生殖細胞変異) (2)難病・遺伝性疾患 (3)生殖医療 (4)生活習慣病 (5)その他の疾患や表現型 5.日本および海外でのゲノム医療、ゲノムビジネスの動向 (1)日本 (2)米国 (3)欧州 (4)中国 (5)その他 6.今後のゲノム研究とゲノム医療 (1)ゲノム医療の倫理社会的インパクト (2)医療経済および保険医療下でのゲノム医療 (3)臨床ゲノムデータベースの構築とデータ共有 (4)ビックデータ/AIとゲノム医療 7.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
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