航空機ファイナンスの実務 |
受講区分 | 会場 |
---|---|
開催日時 | 2017-12-06(水) 13:30~16:30 |
講師 |
クリフォードチャンス法律事務所外国法共同事業 鈴木 秀彦 弁護士 パートナー 高松 顕彦 弁護士 カウンセル
【鈴木 秀彦 弁護士】 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 航空産業は堅調に成長しており、航空機の調達に関連するファイナンス取引についても、金融機関、リース会社、商社などを中心に引き続き高い関心を集め、中小企業を中心とした投資家サイドでも取組意欲が高いようです。三菱リージョナルジェットの開発もこの流れを加速させていると言えます。しかしながら、航空機ファイナンスは、取引当事者の所在地や関連する法令が多数の国にまたがるクロスボーダーの国際取引となり、かつ、長年にわたって発達してきた航空機ファイナンス特有の複雑なストラクチャーが利用されることが多いため、各当事者の有する権利及びリスクの取り方など取引にかかわる幅広い専門的知識が必要とされます。また、スカイマークの例をみても明らかなようにエアラインの倒産リスクについても無視することはできず、倒産手続におけるローン及びリースの取扱に関する正確な理解はもちろんのこと、航空機の取戻(リポゼッション)という危機的な事態に至った場合に、債権者の有する権利がどのように機能するのかについての正確な理解が一層重要性を増しているといえます。 本講演では航空機を対象とするリース取引・ファイナンス取引の基本的な知識、スキーム、法的な留意点を解説するほか、いわゆるJOLCO取引、EETC といった実践的な取引類型の本質や、担保の仕組み、ケープタウン条約による国際的担保権の有用性など実務上の論点を幅広くカバーしつつ、実際にリポゼッションに至った場合の具体的な手続の流れや想定される問題点について検討いたしますので、新たに航空機リースや航空機ファイナンスに関する業務に携わる方や、既に実務経験を有し、自己の知識を理論面から再確認したい方などに適した内容となっております。 |
詳細 |
1.航空機ファイナンスの目的・種類 ・ローンとリース ・オペレーティングリースとファイナンスリース 2.航空機リースの典型的なスキームの解説 ・日本型オペレーティングリース(JOL/JOLCO) ・海外レッサーから国内レッシーへのオペレーティングリース ・ECA(EXPORT Credit Agency)保証付ファイナンス案件 ・航空機リースの証券化・EETC 3.航空機ファイナンス取引における航空機リース契約およびローン契約 ・ファイナンスリースにおけるローンとリースの連動 ・オペレーティングリースにおけるローンとリースの関係 4.航空機ファイナンス取引における担保の実務 ・典型的な担保(Mortgage, Lease Assignment, Insurance Assignment など) ・ケープタウン条約に基づく国際的担保権およびその登録の実務 5.エアラインの倒産とリポゼッション ・最近の倒産事例 ・レッサーまたは担保権者による航空機のリポゼッションの具体的な手続の流れ 6.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください ※ 講演における説明の順序は一部前後する場合がございます |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |