保険分野におけるフィデューシャリーデューティーへの実務対応 ~保険監督当局の問題意識も踏まえつつ~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2017-08-07(月) 13:30~16:30 |
講師 |
森・濱田松本法律事務所 (元 金融庁監督局保険課 課長補佐) 吉田 和央 弁護士 2008年弁護士登録 12年7月金融庁監督局保険課に出向(課長補佐)、同局総務課、銀行第一課、法令等遵守調査室を併任(~14年6月) 近時の著作として、『詳解 保険業法』(金融財政事情研究会、2016)、「顧客本位の業務運営のための7大原則徹底研究」銀行研修社2017年2月号(共著)、「InsurTech(インシュアテック)の本質と法的諸問題についての試論-保険版FinTechの可能性-」金融法務事情2061号(2017)、「震災と金融業務」ジュリスト1497号(2016、共著)、「遺伝子検査と保険の緊張関係に係る一考察-米国及びドイツの法制を踏まえて-」生命保険論集193号(2015)など |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 金融庁は本年3月末に「顧客本位の業務運営に関する原則」を公表しました。これを受け、各金融事業者においては、顧客本位の業務運営に関する方針の策定・公表を開始していますが、今後は当該方針に沿って具体的に取り組み、顧客の声を吸い上げ、必要に応じて方針や取組み内容を見直すといった能動的な対応が求められることになります。本セミナーでは、このような「顧客本位の業務運営に関する原則」への実務対応について、特に保険分野に焦点を当てて解説します。もとより、「顧客本位の業務運営に関する原則」の背景には、ルールベースからプリンシプルベースへの金融行政方針の移行があります。本セミナーにおいても、画一的な解(ミニマムスタンダード)を示すにとどまらず、金融庁が公表した金融行政方針、金融モニタリングレポート、金融検査結果事例集、事業者へのヒアリング結果なども含めた最新の保険監督当局の問題意識を踏まえつつ、ベストプラクティスの参考となる取組み事例をご紹介します。 |
詳細 |
1.総論 (1)「顧客本位の業務運営に関する原則」の策定の経緯と背景 (2)ルールベースからプリンシプルベースへ (3)検査マニュアル・監督指針の見直しの動き (4)ベストプラクティスの手がかりをどこから得るか 2.各論 (1)原則1:顧客本位の業務運営に関する方針の策定・公表等 ~方針の公表・改定の方法、スケジュールなど (2)原則2:顧客の最善の利益の追求 ~PDCAの取組みなど (3)原則3:利益相反の適切な管理 ~法令上の利益相反管理との関係など (4)原則4:手数料等の明確化 ~保険における手数料等の意義など (5)原則5:重要な情報の分かりやすい提供 ~比較推奨のベストプラクティスの例、販売手数料開示への対応など (6)原則6:顧客にふさわしいサービスの提供 ~意向把握、帳票管理等のベストプラクティスの例、高齢者対応など (7)原則7:従業員に対する適切な動機づけの枠組み等 ~業績評価体系、代理店の手数料体系、コミッションバイアスなど 3.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |