トランプ政権下の金融規制改革と国際金融規制への影響 ~バーゼルⅣ合意の行方~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2017-07-18(火) 13:30~16:30 |
講師 |
有限責任監査法人 トーマツ リスク管理戦略センター シニアマネージャー 中野 百合 氏 日系、外資系証券勤務を経て、米格付け機関にて銀行、証券、商社の信用格付け分析を統括 金融庁国際室在籍中は証券監督者国際機構(IOSCO)の投資運用に係る委員会では副議長として資産運用業界に係る国際規制の策定・モニタリングを実施 また金融安定化委員会(FSB)におけるシャドーバンキング主体担当部会のメンバーとしてシャドーバンク関連規制の策定、モニタリングに関与 現職にて内外規制動向等を担当 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 金融危機から約10年が経過した今年、金融規制緩和を掲げるトランプ政権が誕生しました。また、国際的に一丸となって規制強化を進めてきたバーゼル規制も、最終ステージで合意形成に難航しています。本講演では、米国の金融規制改革の進捗状況と、米国の金融規制に対する方針転換がもたらす、国際金融規制への影響について考察いたします。 |
詳細 |
1.米国の金融規制制度の概要 (1)金融監督体制 (2)主要ポストの幹部人事 (3)規制制定の枠組み 2.金融危機以降の規制改革への取り組み (1)ドッド・フランク法の概要-Too big to failへの対応 (2)バーゼル委員会による国際基準の導入 3.トランプ政権発足以降の金融規制に係る主な動き (1)米国の金融システムを規制するコア原則に係る大統領令 (2)金融選択法(Financial Choice Act)の概要-ドッド・フランク法の廃止 (3)21世紀のグラス・スティーガル法-銀証分離の復活 (4)共和党の政策網領 (5)トランプ政権が目指す金融規制改革とは? 4.米国の金融規制改革と国際金融規制の行方 (1)バーゼルⅣ合意の見通し―米欧の対立 (2)規制の統一からフラグメンテーション(分断) (3)FSBによる金融危機以降の金融規制改革の見直し (4)米国による金融規制改革の国際金融規制への影響 5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
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