保険会社の時価会計 ~保険契約に係る国際会計基準の最近の動向と日本の保険会計に及ぼす影響~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2002-09-30(月) 13:30~16:30 |
講師 |
中央青山監査法人 金融部 保険セクターリーダー 澤口 雅昭 公認会計士
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開催地 | アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区九段北4-2-25) |
詳細 |
現在、世界的な規模で保険契約に係る国際会計基準に関する議論が盛んに行われている。国際会計基準委員会の当初の計画では2002年第4四半期には公開草案を公表し、2005年からの適用を目指していた保険契約に係る国際会計基準であるが、2002年3月以降、2回に渡って公表された日本生命保険協会、米国保険協会、ドイツ保険協会から共同で提出された意見書等の影響によって、基準書の取り纏めが遅れる可能性が高い状況になっている。しかし、保険契約以外の分野に関する国際会計基準との整合性の観点から、従来の日本の保険会計とは異なる会計基準になることは、ほぼ確実な状況であり、リエゾン国である日本への影響も避けられないのも事実である。本セミナーでは、現在議論されている保険契約の国際会計基準の概要を説明すると共に、その問題点及び今後の日本の保険会計に及ぼす影響について説明する。 講義詳細 1.グローバル・スタンダードとしての国際会計基準 2.各国の会計基準設定主体との関係 3.保険契約に係る国際会計基準の検討の経緯 4.保険契約に係る国際会計基準の概要 (1)国際会計基準の必要性 (2)適用範囲 (3)保険契約の定義 (4)繰延法と資産負債法 (5)認識と測定 ① 企業固有価値 ② リスクと不確実性に関する調整 ③ 割引率 5.日米独の共同意見書の概要 6.日本の保険会計に及ぼす影響 (1)国際的会計基準の中での日本の保険会計 (2)業法会計とGAAP会計 (3)支払備金及びIBNR (4)責任準備金 ① 保険料積立金 ② 未経過保険料 ③ 危険準備金 ④ 逆ざや (5)契約者配当準備金 (6)異常危険準備金 (7)価格変動準備金 (8)再保険 (9)責準対応債券 7.エンベッデド・バリューの開示の意味 8.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい |
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