変わるソニーの金融事業戦略 ~業態ポートフォリオの是正と新規事業開発~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2017-01-30(月) 9:30~12:30 |
講師 |
経営企画研究所 代表 丹羽 哲夫 氏 1971年関西大学法学部卒 長銀総合研究所 主席研究員を経て現在経営企画研究所代表 建設省、通産省の委員会委員歴任 著書として「図解でわかるMBO」、「持株会社がわかる本」、「経営計画の立て方・つくり方」、「経営企画部」など多数 専門分野は戦略経営・新事業開発・流通革新 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | メーカー発の金融子会社はいくつもあるが、ソニー金融グループは異色と言える。親会社の販売促進や資金調達などではなく、ネット&リアル生保・ネット銀行・ネット損保というリテール分野への参入である。しかも、生命保険では既存の同業他社からすると、独自なビジネスモデルも採用している。最近では、ネット金融の枠を越えて介護施設事業の展開も始め、着実な成長をみせている。総合金融グループ形成を目指していたが、ネット証券から撤退した。3金融業態を展開しているが、生命保険の収益依存度の高い業態ポートフォリオから脱し切れていない。これを如何に克服しながら今後の成長戦略を展開していくのかを予測する。これらの分析・予測を通じて各金融業態各社の戦略に取り入れられる内容である。 |
詳細 |
1.カリスマ経営者による事業発想 (1)トヨタ金融グループとの相違点 (2)反映するカリスマ経営者の発想と人脈 (3)シナジー効果の内容が異なる (4)事業発想のキーワード 2.ソニー金融グループの全体像 (1)ネットによる総合金融グループの形成 (2)ネット&リアル生保 (3)ネット損保 (4)ネット銀行 (5)ネット証券(撤退) (6)介護施設事業(新規事業) 3.各事業・業態の競争優位性と中期計画における成長課題 (1)片寄る業態ポートフォリオ (2)数多い競合生命保険会社との規模格差 (3)激化するネット金融グループとの競争 (4)ビジネスモデル間競争での成算 (5)求められる収益力向上 (6)寡占化する介護施設事業 (7)成長持続のための課題 4.ソニー生命+ソニーライフ・エイゴン生命の今後と影響 (1)独自ビジネスモデルのソニー生命 (2)立ち塞がるマルチチャネル生保 (3)成長課題の解決策 (4)年金保険のソニーライフ・エイゴン生命と競争力 (5)銀行窓口販売の展開度 (6)成長課題の解決策 (7)既存生保会社への影響 5.ソニー損害保険の今後と影響 (1)ネット損保の市場拡大ペースと差別化軸の変化 (2)独自内容の損害保険 (3)先端技術で差別化を図る (4)早期のクロスセル (5)成長課題の解決策 (6)既存損保会社への影響 6.ソニー銀行の今後と影響 (1)差別化が求められるソニー銀行 (2)ネット経済圏と差別化軸の変化 (3)来店型住宅ローンプラザの展開 (4)脱リテールの動きも (5)証券業態離脱の影響と提携 (6)成長課題の解決策 (7)既存ネット銀行への影響 7.新規事業の介護施設事業の今後と影響 (1)先手を打ったSONPOグループ (2)激変する介護施設業界 (3)戦略軸は何か (4)既存金融業態とのシナジー効果は (5)成長課題の解決策 (6)既存の介護施設業者と金融関連介護施設業者への影響 8.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |