金融機関における不祥事対応の法務 ~近年の不祥事事案を踏まえた実務対応の検討~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2016-11-18(金) 9:30~12:30 |
講師 |
森・濱田松本法律事務所 白根 央 弁護士 2007年東京大学法学部卒業、09年東京大学法科大学院終了、10年弁護士登録、森・濱田松本法律事務所入所 金融機関への法律意見書の作成、契約書・社内規程の作成・レビュー、M&A取引における金融機関のデュー・デリジェンス、訴訟・ADR対応等、金融規制・コンプライアンス業務全般に従事 主要著作・論文として、16年『FinTechの法律』(共著・日経BP社)、『銀行のグループ経営-そのビジネスと法規制のすべて』(共著・きんざい)、15年『銀行員のためのコンプライアンスガイド(七訂版)』(共著・第二地方銀行協会)ほか多数 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 企業のリスク管理上、不祥事が発生した場合の対応は非常に重要ですが、とりわけ、金融機関においては、一度、不祥事が発生した場合、業務改善命令や業務停止などの行政処分等を受けるといった事態も想定されるところであり、レピュテーショナル・リスク等にも留意しつつ、迅速かつ慎重な対応が求められるところです。また、不祥事の発生の防止のためには、何よりもまず、平時からの態勢整備が重要であり、各金融機関の事業規模や業態等に応じたリスクエリアも踏まえ、検討を行っていく必要があります。本セミナーでは、行政処分事例や金融検査における指摘事例等も参考にしながら、近年の金融機関における不祥事とその原因を概観しつつ、不祥事の発生した場合における対応や、不祥事の発生を予防するために求められる具体的な取り組みについて解説します。 |
詳細 |
1.近年の金融機関における不祥事の類型 (1)内部犯罪事案(横領事案、不正融資等) (2)過失事案(システム障害、個人情報漏えい等) (3)第三者加害事案(不正取引、サイバー犯罪等) (4)その他金融規制等違反(反社対応、不適切な勧誘等) 2.不祥事発覚の端緒 (1)自主申告 (2)内部監査、外部監査 (3)内部通報等 (4)苦情 (5)金融当局の検査 3.不祥事の発生時の対応 (1)調査・報告 (2)顧客対応 (3)金融当局への対応 (4)公表の検討 (5)責任追及 (6)再発防止策の検討 4.不祥事の防止へ向けた取り組み (1)社内体制の検討 (2)ルールの策定 (3)役職員への周知徹底 (4)内部監査等の実施 (5)内部通報制度 5.まとめ 6.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |