2030年のヘルスケア ~医療、医薬をとりまく近未来の見取り図~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2016-10-20(木) 9:30~12:30 |
講師 |
株式会社野村総合研究所 プリンシパル 消費サービス・ヘルスケアコンサルティング部 ヘルスケア担当部長 山田 謙次 氏 東京大学大学院経済学研究科修了、1984年野村総合研究所入社、医療、福祉、社会保障に関連する調査研究、コンサルティングに従事官庁、製薬、医療機器、情報システム、卸、病院、介護、商社、ファンドまで幅広いプロジェクト経験を有している 著書に「2020年の産業(ヘルスケア業界)」(共著、東洋経済新報社、2013年)「日本の医療の発展と新興国市場展開への示唆」(知的資産創造(野村総合研究所)2012年)など |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 本講演では、「2030年のヘルスケア」というテーマで医療関連産業の近未来の見取り図を示す。標題の「2030年」は日本の高齢化がピークとなる2025年の先にある、パラダイムシフトが訪れる時期を象徴的に示した。 そのうえで、医療提供体制と中核産業である製薬業の将来像を大胆に描き、関連業界がどのような業態改革を行うべきかについて私見を述べる。 2030年のヘルスケアの世界では、医療情報の蓄積・活用、疾患メカニズムの解明と完治性の高い治療法の確立、患者のQOLを重視した治療プロセス構築が進む一方、使用される医薬品や医療機器は狭い適用と費用対効果の高いベストインクラスのみ、という時代が訪れる。 また、医療介護提供体制は現在の医療保険、介護保険は現在の保険原則は維持できなくなり、高度医療と地域包括ケアの2つの保険制度への統合・分立へと進み、そこで行われるケアも保険原則や支払方式も目的に応じて変化すると見込む。 医療関連産業はこのような環境変化を想定して、新しい時代に応じた業態変革が必要であることをお伝えするとともに、それでは何から始めるべきか、参加者の皆さんと議論したい。 |
詳細 |
1.医療提供体制のパラダイムシフト (1)健康データベースに基づくセルフメディケーション (2)先制医療への展開 (3)医療技術研究データベースとしての活用 (4)医療介護保険とサービス提供体制の2体系への区分・集約 (5)地域包括ケアは一次医療と介護が一体化 (6)二次三次医療は日本版IHNに一体化 2.製薬業のアンバンドリング・リストラクチャリング (1)日本型オープンイノベーショングループ形成 (2)独立製造会社の共同設立 (3)製薬業は医療技術提供会社へと業態変革 3.問題提起 (1)医療関連産業における業態改革とは (2)何から着手していくべきか 4.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |