金融機関におけるオペレーショナル・リスク管理の基本と高度化 ~最新動向とバーゼル市中協議文書を踏まえ~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2015-12-01(火) 9:30~12:30 |
講師 |
プロティビティ合同会社 アソシエイトディレクタ 青木 洋 氏 大手邦銀に入行後、法人向けの貸付・外国為替業務に従事 その後国内ノンバンクに転じ証券化商品の組成業務等に従事する 2008年にプロティビティに転じ、金融機関向けのリスク管理、経営管理、規制対応に関するプロジェクトに参画する 11年から3年間金融庁監督局総務課健全性基準室に出向 14年8月よりプロティビティに復職し現在に至る |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 金融機関におけるオペレーショナル・リスクは、その管理手法が進歩・発展している一方で、その管理対象範囲もオーソドックスな事務リスク等からシステムリスクやBCP態勢等まで広範になりつつある。また個別の管理対象も、例えばコンプライアンス分野においては海外コンプライアンス等、管理の深度を高める必要性が見受けられる。本研修においては、そのような高度化し、重要性も高まっているオペレーショナル・リスク管理について、まず基本的な内容を確認した上で、国内外における最近の事例を踏まえつつ、高度化のポイントを解説する。また、オペレーショナル・リスクについては、昨年10月にバーゼル銀行監督委員会から、計測手法改訂と「健全なオペレーショナル・リスク管理のための諸原則」の市中協議文書案が公表されている。そこで、新たな計測手法である改訂標準的手法(rSA)と、「健全なオペレーショナル・リスク管理のための諸原則」の内容について概説する。 |
詳細 |
1.オペリスク管理の基本 (1)オペリスクの定義 (2)損失の定義 (3)オペリスクの管理 (4)統合的リスク管理(含む信用リスク、市場リスク)との関係 (5)規制上の取扱 (a)バーゼル規制におけるオペリスク (b)第1の柱における取扱 (c)第2の柱における取扱 (d)第3の柱における取扱 2.オペリスク管理の最新動向 (1)オペリスク管理の手法 (a)定量化手法 (b)定性的手法 (2)オペリスクの管理態勢 (a)経営層の関与 (b)オペリスク管理部門 (c)内部監査部門 (d)PDCAサイクル (3)個別論点 (a)外部委託管理 (b)システムリスク (c)BCP (d)コンプライアンスリスク (4)海外事例 3.バーゼル銀行監督による市中協議案について (1)改訂標準的手法(rSA)について (2)「健全なオペレーショナル・リスク管理のための諸原則」について 4.質疑応答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい |
お問合わせ |
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