航空産業の最新動向とIoTの展望 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2015-09-17(木) 9:30~12:30 |
講師 |
株式会社三菱総合研究所 企業・経営部門統括室事業推進グループ 兼 経営コンサルティング本部 参与 チーフコンサルタント 奥田 章順 氏 主任研究員 大川 真史 氏
【奥田 章順 氏】 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 航空産業は、製造、運航、サポートなど幅広い事業から構成される高度なインテグレーション産業である。世界の航空旅客需要は、今後20年で年平均5%以上の伸びを示す成長産業で、我が国においては三菱航空機のMRJやボーイング78や777X等複数のプログラムが進んでおり、産業クラスター、中小企業などの視点からも高い関心が示されている。本セミナーでは航空産業の全体像について解説するとともに、近年の動向、ビジネスモデルの変化に加え、航空機産業のみならず、今後の我が国の製造業そのものに大きな影響を与えることとなるIoT(Internet of Things:Industry Internet、Industry4.0)について解説する。 |
詳細 |
1.航空産業の全体像 航空産業全体を理解するためには、航空機製造業だけではなく、航空輸送事業(エアライン事業)、航空機リース・ファイナンス事業、航空機整備事業(MRO:Maintenance、Repair、Overhaul)、パイロット等の訓練事業、空港や管制システムなどの航空インフラ整備、航空政策、航空分野の先進的技術(新素材、電動化、ICT化等)などを関連づけて把握することが重要となる。ここでは航空産業全体像について、外部要因等を含め解説する。 2.最新動向(航空機製造、エアライン、MRO) 現在、約50兆円の航空産業は、航空機製造業(航空機メーカ、エンジン・メーカ、装備品メーカ等)、航空機運航事業(エアライン等)及びサポート事業(リース・ファイナンス、MRO事業等)から構成される。そして、これら3つの事業はお互いに密接に関連しあい、常に変化している。ここでは航空機製造関連、エアライン、MRO事業などのグローバルな最新動向と、現在進んでいる事業間の連携、統合の動き等について、欧米、日本、中国、ロシアを含めて最新動向を解説する。 3.航空機産業のビジネスモデルと戦略 航空機メーカ、エンジン・メーカ、装備品メーカ、エアライン、MRO事業者は、先進的なビジネスモデルを適用することで、より高い利益率を確保している。ここでは航空産業におけるビジネスモデルについて解説するとともに、主要プレイヤーが収益向上に向けて、どのような戦略をとろうとしているかについて述べる。 4.製造業のサービス化とIoT 製造業各社はIoTを活用することで、製造コスト低減・サプライチェーン能力向上といった「業務の効率化」だけでなく、顧客・ユーザー理解の進展による「新たな価値創造」さらに顧客・ユーザーとの「価値共創」まで実現できる。ここでは、製造業のサービス化の概要とIoTの先行コンセプトであるインダストリー4.0、インダストリアル・インターネットについて認識を共有した後、日本はどのように対応すべきか述べる。 5.IoT活用に向けて何をすべきか 製造業各社がIoTを活用するためには、超えなければならない高いハードルがいくつか存在する。そのハードルは何か、また乗り越えてイノベーションを実現させるために何をすべきかについて述べる。 6.質疑応答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい |
お問合わせ |
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