海外プロジェクトファイナンスの実務 ~リスク分析、ストラクチャリング、キャッシュフロー分析、組成プロセス~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2013-08-28(水) 13:30~16:30 |
講師 |
オーストラリア・ニュージーランド銀行 スペシャライズドファイナンスジャパン本部長 井上 義明 氏
1984年富士銀行(現みずほフィナンシャルグループ)入行 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 日本企業による海外プロジェクトファイナンスの利用が広がっている。商社、電力・ガス会社、石油会社、資源関連会社等々。日本企業の海外進出・海外投資が進展しているので、その資金調達手段としてのプロジェクトファイナンスの利用者層も広がっている。また、日本の金融機関は国内の融資需要が伸長しない中で、海外向け融資の機会を追求している。海外向け融資を追求しているのは大手金融機関だけにとどまらない。大手金融機関以外の日本の金融機関も成長著しい海外向け融資に注目している。 つまり、資金の利用者および供給者の両面で、海外プロジェクトファイナンスへの関心がいま非常に高まってきている。 こういう昨今の状況を踏まえ、本講義では海外プロジェクトファイナンスのエッセンスを提供する。海外プロジェクトファイナンスの内容、特徴、沿革を概観したうえで、リスク分析、ストラクチャリング、キャッシュフロー分析、組成プロセスなどのノウハウを具体例を引用しつつ詳細に且つ分かり易く解説する。海外投資事業に携わる事業会社の方々、海外融資に携わる金融機関の方々、海外プロジェクトファイナンスに関与する方々にとって受講必須の講義である。 なお、講師は各国において、資源開発、プラント、発電、インフラ等の広範な案件を手掛けてきた経験豊富な現役バンカーである。 |
詳細 |
1.序論 (1)プロジェクトファイナンスの市場、意義、特徴、市場規模 (2)プロジェクトファイナンスの類型、沿革、関係者 (3)プロジェクトファイナンスのデフォルト率、最近の動向、今後の展望 2.プロジェクトファイナンスのリスク分析とストラクチャリング (1)スポンサーリスク (2)完工リスク (3)埋蔵量リスク (4)原料・燃料調達リスク (5)操業リスク (6)技術リスク (7)販売リスク (8)金利・為替リスク (9)キャッシュフローリスク (10)環境リスク (11)災害リスク (12)カントリー(政治)リスク 3.キャッシュフロー分析の要点 (1)キャッシュフロー分析の目的 (2)キャッシュフロー分析の手法 (3)キャッシュフロー分析の留意点と限界 4.プロジェクトファイナンスの組成プロセス (1)ストラクチャリング段階 (a)プロジェクトドキュメンツの作成・交渉 (b)キャッシュフローモデルの作成 (c)リスク分析・リスク分担 (d)タームシートの作成 (2)インプリメンテーション段階 ~インフォメーションメモランダムから融資契約調印まで 5.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい 【オーストラリア・ニュージーランド銀行】1835年に設立された豪州四大銀行の一行。本店はメルボルン。従業員数約48,000人。世界33カ国に拠点を擁し、支店・駐在事務所の総数は約1,400。 日本には1969年に進出し、日本国内に現在東京(丸の内)、大阪、名古屋の3拠点を有する。長期債格付はAa2(ムーディーズ)/AA-(スタンダード&プアーズ)。 |
お問合わせ |
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