米国発:新時代の金融ビジネス ~ 速い・満足・面白い ~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2013-05-30(木) 13:30~16:30 |
講師 |
グローバルリサーチ研究所 代表 青木 武 氏 1989年慶応義塾大学卒、93年米国イリノイ大学院留学、99年ニューヨーク大学MBA 89年全信連(現信金中央金庫)入会、総合企画部、総合研究所NY駐在、NY支店次長等を経て2009年米国内にグローバルリサーチ研究所を設立 米国における金融・経済・マーケティング関連の調査・研修・ビジネスマッチング等を行う 週刊金融財政事情などに米銀の戦略等について連載執筆中 ニューヨーク証券アナリスト協会会員 (社)日本証券アナリスト協会検定会員 公認内部監査人(CIA) |
開催地 | アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区九段北4-2-25) |
概要 | 米国では、ITの発達により、これまでは不可能と思われていた金融サービスが可能となってきている。また、発想の柔らかい他業態の革新的な人々が金融ビジネスに参入することにより、金融ビジネスはより速く、より顧客ニーズに合った、そしてより面白いものになってきている。本セミナーは昨年12月にご好評いただいた「米国発」セミナーの続編であるが、内容はさらに最新のものにアップグレードしている。 |
詳細 |
1.新しい金融ビジネスは「速く」なければならない これまでは、支店まで出かける必要があった小切手の入金処理も今や自宅で好きな時にモバイルでできるのが当たり前の時代になった。買物はツイッターで、割り勘の支払いもモバイルでできる時代である。以前は時間と手間がかかっていた金融サービスは、今やオンデマンドで、「速く」行うことにより、いかに顧客に手間と時間をかけさせないか、がポイントになっている。 2.新しい金融ビジネスは「満足」されるものでなければならない (1)それぞれの顧客ニーズに合致 これからの金融サービスは、どの顧客にも同一のサービスや商品を提供するのではなく、それぞれの顧客ニーズに合致したものでなければならない。ITの進展により、人的コストをかけずにカスタマイズする「マス・カスタマイゼーション」が可能になってきている。ATMの画面も、カードを入れた瞬間にその人のためだけにカスタマイズされた画面になり、誕生日にATMを利用すればHappy Birthday!のメッセージまで表示してくれる。 (2)これまでは満たされなかったニーズを満たす ビッグデータ分析手法の進展により、これまでは信用力や履歴の長さなどに問題があり、貸出の対象になっていなかった低所得者層や若年層も貸出の対象として見直されてきている。アメリカンエキスプレス社では大手小売業者ウォールマートの顧客を対象とした新しいプリペイドカード Bluebirdにより実質的に小売店での決済性預金の提供が可能になり、以前であればカードや預金口座を作れなかった人でも決済性サービスを受けることが可能となった。顧客ターゲットとセグメントを見直し、満たされていない顧客層も満足させることが必要になってきている。 3.新しい金融ビジネスは「面白く」なければならない 金融の分野においても、ゲーミフィケーションが注目されている。特に若年層の顧客は、もはや「面白く」なければ利用してくれない。金融機関のiPhone/iPadアプリでも、「面白さ」が焦点となっている。事務的で単調だった金融ビジネスを、いかに「面白く」するかが鍵となっている。 4.その他の金融技術革新 米国では、大手金融機関だけでなく、革新的な金融・ITベンチャーが次々と新しいアィディアを競っている。その中でも特に日本の関係者にとって興味深い事例をご紹介する。 5.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい |
お問合わせ |
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