M&A時代の組織再編と情報開示 金融市場と企業財務の新しいあり方を探る |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2005-01-27(木) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社コーポレイト ディレクション アソシエイトパートナー 松田 千恵子 氏 東京外国語大学外国語学部卒、仏国立ポンゼ・ショセ国際経営大学院経営学修士。株式会社日本長期信用銀行にて海外営業、信用リスク評価等を担当後、ムーディーズジャパン株式会社格付けアナリストとして東京、ニューヨークで活動。01年より株式会社コーポレイトディレクションに参画、現在に至る。企業の経営・財務戦略構築、M&A支援、格付け・IR対策、事業価値評価、業績評価・管理制度の設計、分社化移行プロジェクト等を数多く手がける。日本CFO協会主任研究委員。経済産業省産業構造審議会産業金融部会委員。著書として、『格付けはなぜ下がるのか』(日経BP社)、『デットIR-新時代の戦略財務』(シグマベイズキャピタル)など。 |
概要 | 2004年は、金融市場と企業財務のあり方が変わってきていることを決定的に印象付けた年ではなかっただろうか。年明け早々のユシロ化学、ソトーをめぐる敵対的買収に始まり、メガバンク買収合戦、球界も巻き込んだダイエー問題、そして西武鉄道上場廃止と、古い時代の考え方がもはや通用しないことが次々と明らかとなってきた。企業にとっては市場の視点を考えずには経営そのものがたちゆかず、また、金融関係者にとっても企業経営への理解の深さを試される状況であるといえるだろう。こうした傾向は、2007年にも予定されている会社法現代化に向けても更に強まっていくと予想される。 本講演では、デットIRの第一人者としての講師の視点に基づき、こうした環境の激変に対応していくためのキーファクターとして、新しい時代において経営を進めていく上で必ず求められる組織再編の考え方と、金融市場と企業経営との真の掛け橋となり得るような情報開示のあり方について考える。単に総論に留まらず、金融関係者、企業関係者双方にとって実務に有益なものとなるよう、具体的な実例等を交えて解説する。 |
詳細 |
1.金融環境変化と企業経営 (1)金融プレイヤーの動向 ~資金の出し手も変わってきている (2)「市場適合的」な経営とは ~財務が分からなければ経営者にはなれない (3)企業価値向上のために ~市場は何を評価するか・評価するべきか 2.ポートフォリオマネージメントとしての企業経営 (1)成長を支えるM&A&D戦略 ~会社法現代化で何が変わるか (2)新しい時代に向けた組織再編 ~投資家的視点から見た柔軟な組織作り 3.金融市場の発展とその活用 (1)ファイナンスによるガバナンス ~敵対的買収における特効薬は? (2)情報開示の重要性 ~企業経営を映し出す鏡としてのIR・デットIR (3)日本における金融の課題 ~真に有効な市場と企業のあり方 4.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
お問合わせ |
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