シティグループを中心とする外資勢による日本の消費者金融市場に対する戦略 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2005-02-24(木) 13:30~16:30 |
講師 |
東京情報大学 助教授 堂下 浩 氏 早稲田大学大学院理工学研究科修了。90年、三菱総合研究所入社。96年、テキサス大学で経営学修士(MBA)を取得。また、留学期間に論文に対して米国空軍から奨励金を授与された。その後、国内最大手のベンチャーキャピタルであるジャフコなどを経て、2000年より現職。この間、一貫して金融サービス産業に関する調査業務に従事してきた。消費者金融サービス研究学会・監事。論文として、"Gaining From Vertical Partnerships: Knowledge Transfer, Relationship Duration, and Supplier Performance Improvement in the U.S. and Japanese Automotive Industries"(April 2003, Strategic Management Journal; 24:293-316(2003))、「金融ベンチャーによる米国ハイリスク融資市場の開拓」(01年11月、(社)世界経済研究協会「世界経済評論」)、「上限金利引き下げ影響に関する考察」(01年3月、早稲田大学消費者金融サービス研究所ワーキングペーパー)ほか、その他講演・執筆等多数。 |
概要 | 消費者金融業界再編の動きが活発化している。2004年春には、大手銀行グループと大手消費者金融との業務・資本提携があった。さらには、ここにきて外資による消費者金融市場への進出に関する憶測も流れている。 本講演では、金融サービス産業に関する調査・研究に従事してきた講師の立場から、業界再編の方向性を、米国の90年代サブプライム市場の発展と淘汰とシティグループによる日本の消費者金融市場での展開実績を参考に考察する。さらに、今後の業界再編を占う上での鍵となると考えられる上限金利や自己破産と多重債務の問題についても言及する。 |
詳細 |
1.米国サブプライム市場の発展と淘汰 (1)1970~80年代における米国金融市場 (2)1990年代前半におけるサブプライム・レンダーの勃興と発展 (3)1990年代後半におけるサブプライム市場の淘汰と大手銀行による略奪 (4)「負け組」「勝ち組」のケーススタディ 2.外資による日本の消費者金融市場への参入 (1)わが国の消費者金融ビジネスの発展の歴史 (2)外資による日本の消費者金融市場進出の歴史 (3)シティグループ(旧アイク)による日本市場での展開 (4)その他の外資による消費者金融市場での攻勢 3.今後の業界再編を占う上での鍵 (1)上限金利と市場の棲分け ・上限金利の引下げの歴史的経緯 ・資金供給機能の金利リスク上での棲み分け ・上限金利規制とヤミ金融発生のプロセス ・ヤミ金融跋扈が残した社会への本質的問題 (2)自己破産と多重債務の問題 ・貸金業43条問題の論点 ・多重債務者への43条適用の意味 ・そもそも消費者金融と事業者金融の垣根とは 4.まとめ 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
お問合わせ |
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