銀行での証券仲介業務や保険窓販におけるコンプライアンスと金融庁検査の動向 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2005-03-03(木) 13:30~16:30 |
講師 |
あさひ・狛法律事務所 元大蔵省大臣官房審議官 滝本 豊水 弁護士 72年、東京大学法学部卒業、大蔵省(現 財務省)入省。77年、防府税務署長、88年、内閣法制局参事官、93年、大蔵省銀行局保険第二課長、94年、同銀行局保険第一課長、95年、証券取引等監視委員会特別調査課長、97年、同委員会総務検査課長、98年、米国スタンフォード大学アジア太平洋研究所研究員、99年、大蔵省大臣官房審議官。00年、弁護士登録、第一東京弁護士会所属。現在、あさひ・狛法律事務所顧問。著作として、『情報をめぐる法律・判例と実務-戦略的情報取引と法務』(民事法研究会、03年)、「損害保険代理店の破綻と保険料専用口座の帰属」(金融法務事情、No.1677、03年)、『ストックオプション拡充と改正法による新株発行実務』(共著、中央経済社、02年)など。 |
概要 | 銀行、証券、保険などの業態間融合が進みつつあり、新たな金融行政の指針である「金融重点強化プログラム」では金融コングロマリッド化に対応した法制整備が唱えられるなど、さらなる金融業界再編も予想される。 今後の金融機関の方向性に大きな影響を与えると考えられるのが、高齢者層をはじめとする富裕者層に対するマーケティングであるが、実務においては、既に証券仲介業務や保険窓販などの新しい動きがみられている。これらは、金融機関の今後の収益向上策を考えるうえで重要な鍵のひとつとなると考えられるが、一方で証券・保険の業務・規制は銀行員になじみにくく、コンプライアンス面に関してはこれまでにない課題も予想される。 本講演では、こうした状況を踏まえ、証券・保険業務における説明義務や弊害防止措置などのコンプライアンス面における実務上の課題について、なるべく具体例に即して解説するとともに、併せて近時の金融庁検査の動向についても言及する。 |
詳細 |
1.金融機関における業態間の融合の現状と今後の見通し 2.証券仲介業務や保険窓販の解禁などに伴うコンプライアンスに関する実務上の課題 (1) 証券取引法・保険業法は販売・募集の行為規制中心 (2) 説明義務 (3) 誤認勧誘 (4) 適合性の原則 (5) 特別利益の提供( (6) 銀行の影響力行使 (7) 不祥事件届出 3.最近の金融庁検査の動向 (1) 最近の金融庁のプレゼンス (2) 検査局と証券取引等監視委員会の検査 (3) 検査基本方針 (4) 個人情報保護(セキュリティ・外部委託・利用目的) (5) 「深度ある検査」…金融機関との意見交換 4.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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