IT投資マネジメントの確立にむけて 企業におけるIT投資管理の実態、整備すべき方法論、運営方法 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2005-04-26(火) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社野村総合研究所 ITマネジメントコンサルティング部長 兼 金融ITコンサルティング室長 淀川 高喜 氏 79年、京都大学理学部数学科卒業、野村総合研究所入社。戦略情報コンサルティング室長、経営コンサルティング部シニアマネジャ、戦略ビジネスユニット担当室長、システムコンサルティング部長、ITマネジメントコンサルティング部長を経て、03年4月より現職。専門分野は、ITによる企業革新、企業におけるIT統治とIT活用。証券会社の情報システム構築を経験ののち、システムコンサルティング業務、業務革新コンサルティング業務を通じて企業のIT活用を支援。担当業種は、銀行・生保・損保・ノンバンクなどの金融機関、自動車・食品・化学などの製造業、電力・ガス・航空・運輸などのサービス業と多岐にわたる。情報化戦略の立案、システム全体計画策定、ITを活用した営業革新・業務革新・BPRの実行支援などITによる企業革新のテーマを幅広く手がける。ここ数年は、企業におけるITマネジメントの確立に焦点をおいて、IT投資、IT組織・情報子会社、ITアウトソーシング、EA、ITリスクなど、IT活用の全体最適化のテーマを多く手がける。日本情報システムユーザー協会、日経コンピュータ、日経情報ストラテジーなどへの多数の出稿、講演のほか、国家試験情報処理技術者試験試験委員などを務める。主な著書として、『情報技術が企業をかえる』(野村総合研究所、99年)、『CIOハンドブック』(共著、野村総合研究所、00年)、『ユーザー企業にとってのITアウトソーシング』(共著、野村総合研究所、03年)、『IT活用勝ち残りの法則』(野村総合研究所、04年6月)。 |
概要 | 企業にとってITは、ビジネス遂行になくてはならない重要な経営資産のひとつとなっている。IT投資に対する外部への説明責任の必要性が高まるなか、また、ITをビジネスに有効に活かすためにも、IT投資のマネジメントが極めて重要であるが、未だ整備の途上にあるといわざるをえない。 本講演では、野村総合研究所による実態調査をもとに日本企業におけるIT投資マネジメントの実態を明らかにする。その上で、企業が整備すべき実践的なIT投資管理の方法論をご提示する。そして、実際にIT投資マネジメントを企業において運営していくにあたってポイントとなる重点施策を、先行企業の取り組み事例を踏まえてご紹介する。 |
詳細 |
第一部 日本企業におけるIT投資マネジメントの実態 1. IT投資の説明責任 2. 動向 日本企業のIT投資額の増減 3. 動向 ITの果たす役割の多様化・高度化 4. 問題提起 経営者のIT説明責任とは 5. 問題提起 IT投資の持つ特性とは 第二部 IT投資マネジメントの方法論 1. 枠組 IT投資マネジメントの構成要素 2. 枠組 ビジネスサイクルに対応したIT効果の創出 3. 枠組 EA(エンタープライズアーキテクチャ)によるIT活用の全体最適化 4. 手法 IT投資のリスク・リターン評価の原則 5. 手法 経営戦略とIT戦略の整合性確保 6. 手法 EAによるIT戦略の見える化 7. 手法 投資案件の選別と優先順位付け 8. 手法 IT投資領域のバランスチェック 9. 手法 プロジェクトのリスク分散 10. 手法 EAによるシステム全体構造の標準化 11. 総括 IT投資マネジメントサイクルの確立 第三部 T投資マネジメントの運営方法 1. 運営 カギを握るCIOの役割 2. 運営 有効なディシジョン・プロセスの確立 3. 運営 全体最適を支えるしくみづくり 4. 結び 企業のIT運営の課題は何か 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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