通信と放送の融合 デジタル・コンバージェンスの衝撃 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2006-03-24(金) 13:30~16:30 |
講師 |
デジタルハリウッド大学院教授 株式会社日本デジタル・コンバージェンス 代表取締役社長 齋藤 茂樹 氏 東京大学経済学部卒業後、85年民営化一期生としてNTTに入社。大企業向け通信ネットワークの販売・構築、料金・サービス契約約款のデザイン、認可業務等を担当、94年退社。97年、米国マサチューセッツ工科大学スローンスクールにてハイテクベンチャーの経営を学びMBA取得。その後、ネットスケープ・コミュニケーションズ入社、日本市場でのポータル・ビジネスを統括。株式会社デジタルガレージでは、公開期の中心メンバーで代表取締役として大手企業への戦略的インターネット・ソリューションを提供。現在はデジタル・コンバージェンスを活動のテーマに株式会社日本デジタル・コンバージェンス代表取締役社長、デジタル・ネットワーク・アプライアンス株式会社、エス・アイ・ピー株式会社の取締役として活動。デジタルハリウッド大学院では教授として「通信と放送の融合におけるITビジネス論」を担当。NPO日本MITエンタープライズフォーラム理事。著書として、『デジタル・コンバージェンスの衝撃』(日経BP企画、05年)。 |
概要 | 2005年は、「ライブドア vs. フジテレビ」、「楽天 vs. TBS」などを通じて「通信と放送の融合」が大きな脚光を浴びることとなった。 デジタル化によるネットとメディアの融合「コンバージェンス」によって、既に何が起こり、今後10年の間に何が起こるのか?そして、 ビジネスをいかに変革するのか? 本講演では、当該分野の最先端において活動を続けている講師の立場から、ブロードバンド化するインターネットによって起こる通信業界と放送業界のトレンドを踏まえながら、その中核コンセプトを「オンデマンドテレビ」というパソコン・携帯電話に続く、テレビのインターネットの普及であると捉え、その普及にまつわるネットワークインフラ・ビジネスの動きと、コンテンツ及びメディア・ビジネスの新しい動きを解説する。 |
詳細 |
1.デジタル・コンバージェンス時代のグランドマップ (1)通信会社の競争状況と放送事業への取り組み・考え方 (2)ケーブルテレビ会社の市場環境と経営課題・新しい取り組み (3)放送業界の新しい経営の方向性 (4)コンテンツ制作ビジネスの新しい潮流 (5)オンデマンドテレビの出現 2.デジタル・コンバージェンス時代のキーサービス「オンデマンドテレビ」 (1)オンデマンドテレビ-「テレビのインターネットとは?」 (2)インターネットのキーコンセプトとデバイスメディア-パソコン・携帯電話・テレビ (3)オンデマンドテレビのコンテンツ供給源-ビデオ・テレビ番組・教育・ショッピング (4)コンテンツのダイレクト流通チャネルの意味 3.デジタル・コンバージェンスを支えるネットワークインフラの動き (1)テレコム型ネットワークからインターネットによるパケット通信ネットワーク (2)通信会社が提供するブロードバンドサービスのシステムの違い (3)テレビ局の地上波デジタル対応 (4)ケーブルテレビと通信会社の地上波対応 4.デジタル・コンバージェンスが生む新しいコンテンツビジネスの在り方 (1)コンテンツ市場の鳥瞰図と一人当たりの支出の展望 (2)コンテンツの配信権の状況 (3)既存の映像流通と新しいデジタルコンテンツ流通 5.オンデマンドテレビ普及のシナリオ (1)大衆化のための試金石-キャズムをいかに超えるか? (2)キラーコンテンツはなにか? (3)新しいコンテンツ制作のためのファイナンスの動きとその意味 (4)マスマーケティングからインターラクティブマーケティングへ (5)コミュニティーのクロスミックス戦略 6.コンバージェンスが生む新しいサービス産業の姿 7.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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