排出権取引法務の最新動向 最新の実務動向及び法改正を踏まえて |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2006-05-18(木) 13:30~16:30 |
講師 |
森・濱田松本法律事務所 パートナー 武川 丈士 弁護士 95年司法試験合格。96年東京大学農学部卒業。98年弁護士登録(東京弁護士会)。02年カリフォルニア大学デービス校ロースクール卒業。03年カリフォルニア州司法試験合格。02~03年Morgan, Lewis & Bockius法律事務所(New York)で執務。03~04年三井物産株式会社法務部出向。海外プロジェクトファイナンス及び排出権取引に関する法務に従事する。04年森・濱田松本法律事務所に復帰。不動産・債権の流動化・証券化取引、事業の証券化(Whole Business Securitization)、PFI・プロジェクトファイナンス、企業買収ファイナンス等の金融分野に加え、排出権取引関連業務に従事。05年環境省「京都議定書に基づく国別登録簿制度の在り方に関する検討会」委員。近時、排出権取引の法的側面に関して多数の論文を発表している。論文等として、「動き出した国内排出権取引」(NBL814号25頁)、「排出権取引に関する法的考察(1)(2)(3)」(共著、NBL 808号47頁、809号41頁、810号82頁)、「Project bonds offer new financing option」(International Financial Law Review, 2005)、「共有不動産の流動化スキームと法的諸問題」(共著、季刊債権管理97号82頁)。 |
概要 | 昨年2月の京都議定書の発効以来、我が国における排出権取引は着実に進展している。 本年度の通常国会においては地球温暖化対策法の改正案が国会に提出され、排出権の法的性質について一定の整理がされると共に、国別登録簿制度に法律上の根拠が与えられた。また、NEDO法の改正等により、国による排出権の取得制度が本格的にスタートすることとなった。 一方、民間企業による排出権取引や排出権関連金融商品の開発も徐々に進んでいる。 本講演においては、排出権取引法務について基本的な事項から応用的な事項に至るまで網羅的な解説を行う。取引動向及び法改正について、その最新動向についても解説する。 |
詳細 |
1.排出権取引の基礎 (1)排出権取引とは何か (2)排出権に関する国際的な法制度の概要 (3)我が国における排出権関連法制の整備状況 2.排出権取引に伴う法的リスクの分析及び対処方法 (1)制度上のリスク (2)各国の立法行為に伴うリスク (3)各国の立法以外の行為に伴うリスク (4)一般取引上のリスク 3.排出権取引に関する法改正の最新動向 (1)地球温暖化対策推進法・NEDO法改正の概要 (2)排出権の法的性質に関する議論の整理 (3)排出権の移転方法 (4)排出権の私法上の取引における取扱い (5)排出権取引と業法規制~業法規制の最新動向 4.排出権取引の実務上の新たな展開 (1)排出権ファンドの組成 (2)国による排出権取得制度 (3)民間企業による排出権取引~国内排出権売買契約のポイント (4)排出権関連金融商品の開発 (5)日本独自の排出権取引制度の進展 5.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
お問合わせ |
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