国際財務報告基準の重要性と今後の影響 2009年までに海外子会社の対応を含む日本企業の対応はどうあるべきか |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2006-08-01(火) 13:30~16:30 |
講師 |
あずさ監査法人 IFRS本部 副本部長 KPMGパートナー 代表社員 公認会計士 金子 寛人 氏 80年早稲田大学政治経済学部卒業、アーサーアンダーセン会計事務所(現 あずさ監査法人)入所。83年公認会計士登録、88~93年ドイツデュッセルドルフ事務所駐在、99年アンダーセン(現 KPMG)パートナー、00年朝日監査法人(現 あずさ監査法人)代表社員就任、05年IFRS本部副本部長就任。米国SEC基準、IFRSによる財務諸表監査を中心に国内外のMultinational企業を担当。著書として、『国際財務報告基準の適用ガイドブック』(共著、中央経済社、05年)、『英文財務諸表の実務』(共著、中央経済社、00年)、『公認会計士の仕事がわかる本』(共著、法学書院、02年)など。 |
概要 | 本講演は、会計基準の統一化に向けた世界の動向や日本と欧米における取組みの差などをわかりやすく解説し、国際財務報告基準(IFRS)の重要性と実務への影響について論ずるものである。 IFRSの影響は、確実に日本企業に浸透しつつある。 第一に欧州資本市場における資金調達、すなわち2007年問題であり、第二に会計基準のコンバージェンスに伴う海外子会社のIFRS基準の強制採用である。第三にヨーロッパとアメリカにおける財務諸表の相互承認である。 本講演では先ず、このような世界的な趨勢のなかで高まりつつあるIFRSの重要性について論ずる。 次に、わが国の企業会計基準委員会(ASBJ)が2006年1月31日に発表した「日本基準と国際会計基準とのコンバージェンスへの取組みについて」、また、国際会計基準審議会(IASB)と米国財務会計基準審議会(FASB)が2006年2月27日に発表した「IFRSとUSGAAPの収斂に向けたロードマップ(覚書)」の解説を行い、統一化に向けたそれぞれの取組みを明らかにする。 最後に、現状、日本企業において会計基準の問題点を整理し、現時点におけるIFRS基準及び米国基準との差異を明確化した上で、今後、日本の会計基準がどう収斂化していくのか、日本企業がどう対応すべきかについて検討する。 |
詳細 |
1.国際財務報告基準(IFRS)の重要性と日本企業への影響 (1)2007年問題と同等性の評価 (2)連結財務諸表作成における海外子会社の会計基準 (3)アメリカとヨーロッパの財務諸表の相互承認 (4)世界各国のIFRSへの移行 2.各会計基準の具体的コンバージェンスの動向 (1)日本基準とIFRS (2)米国基準とIFRS 3.日本企業の今後の対応 (1)2007年問題 (2)海外子会社の対応 (3)IFRS財務諸表作成の留意点 4.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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