中国新会社法によって変わる中国現地法人のコーポレートガバナンス 新会社法施行後の実務を踏まえて、エクイティファイナンス、資本規制や投資規制の柔軟化に関する解説を含む |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2006-10-05(木) 13:30~16:30 |
講師 |
アンダーソン・毛利・友常法律事務所 パートナー 北京事務所 首席代表 森脇 章 弁護士 アンダーソン・毛利・友常法律事務所 ニューヨーク州弁護士 中川 裕茂 弁護士
【森脇弁護士】 |
概要 | 本講演は、2006年1月1日に大きな改正が行われた中国の会社法が、如何に現地の日系企業のコーポレートガバナンスに与え、如何なる対処を要求しているかを、実務的な視点から具体的に解説するものである。 これまでに、中国現地法人は外商投資企業としての特別な待遇が与えられ、コーポレートガバナンス上も純粋中国系企業とは大きく異なる取扱がなされてきた。今後は、外商投資企業としての特別な取扱が廃止され、純粋中国系企業と同じようなガバナンスを求められる方向性にあり、現地法人は、これまで特別扱いの上に成り立ってきた組織機構や資本政策などを大きく変革する時期にある。 純粋中国系企業と同じようなガバナンスとは何か。がんじがらめの法規制上、あきらめられていた資本政策を柔軟に操るためのポイントは何か。 施行後約10ヶ月を経て、ようやく各種通達と運用実務に若干の落ち着きが見られ、先例も蓄積されつつある。本講演では、中国業務を中心に携わる実務家のみならず、中国拠点の再編など「てこ入れ」に現在または今後関与する事業戦略・経営企画部門等の実務家を対象に、実例などを踏まえ、理論のみならず、実務家の観点からの解説を分かりやすく行う予定である。 |
詳細 |
1.中国現地法人のエクイティファイナンスと資本政策 (1)中国現地法人による優先持分・劣後持分の発行の可能性~利益配当、議決権につき異なる定めを行う持分~ (2)中国現地法人による新株予約権等の発行の可能性 (3)中国現地法人による従業員に対するストック・オプションの発行の可能性 2.投資規制の柔軟化 (1)中国現地法人による中国国内投資~中国現地法人の投資のバリエーションの拡大~ (2)中国現地法人による中国国外投資~現地法人による海外投資への路~ 3.コーポレートガバナンス (1)株主会の設置義務~これまで存在しなかった、外商投資企業における「株主会」の機能~ (2)監査役会・監査役の設置義務~これまで任意であった監査役会・監査役を新たに設置しなければならないか~ 4.中国現地法人のコンプライアンス (1)現地法人のコンプライアンス体制と親会社のコンプライアンス体制 (2)内部統制 (3)現地法人の取締役・監査役の責任と、親会社の取締役・監査役の責任 (4)内部通報制度 5.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
お問合わせ |
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