金融機関のマーケティングの現状と今後の方向性 心理訴求による顧客獲得、事例を交えて |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2006-10-19(木) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社アサツーディ・ケイ 第6コミュニケーションプランニング局 ルーム長 橋本 之克 氏 86年東京工業大学卒業、読売広告社入社。マーケティング企画担当。主に消費財のマーケティングや広告の企画を担当。95年日本総合研究所入社、事業企画部研究員。98年アサツーディ・ケイ入社。金融業界を中心にマーケティング戦略やブランド戦略のプランニングを実施。銀行、保険、証券、投信、クレジットカード、消費者金融など60を越える国内外の金融機関の業務に携わる。主な寄稿として「金融機関広告はお知らせ型から心理訴求型へ転換中」(週刊金融財政事情、06年7月10日号)、「信用組合の広報・PRを考える」(信用組合、04年3月号)、「マーケティングとブランド・マネジメント」(財団法人日本科学技術連盟 品質管理、01年2月号)、など。講演としては、全国地方銀行協会 PR研究会「金融機関の効果的な広告について」(05年7月)、社会保険庁 社会保険大学 総合実務研修「効果的な広報の手段」(04年11月、05年3月)、社団法人日本能率協会 「金融機関のマーケティングと広告戦略セミナー」(05年10月)ほか多数。 |
概要 | この10年間で日本における金融機関の広告費は2倍以上に増え、全体で3000億円を越えた。業界別広告費を比較すると金融は、食品、情報通信、自動車などの業界を上回り、化粧品トイレタリーに次ぐ2位の規模である。 これは、金融業界において一般顧客を獲得するための投資が活発に行なわれていること、言い換えれば、顧客獲得の競争が激化の一途をたどっていることの表れである。この競争を勝ち抜くためのヒントを求めて、ほぼ全ての金融機関がさまざまな形でマーケティング戦略やブランド戦略を策定し、実施している。 しかしながら従来からのマーケティングやブランドの手法は、消費財を中心に発達してきた。従って金融という独特の商品においてそのまま適用できるとは限らない。あまり認識されていないことであるが、金融のマーケティング戦略やブランド戦略においては、表面に現れにくく把握しづらい「金融(お金)に対する人間の心理」を把握することが重要である。中でも、不安、恥など「負の感情」をコントロールすることが戦略を成功に導くカギとなる。この認識が不足しているがゆえに、戦略を誤る例は巷にあふれている。 本講演では、金融商品特有の顧客意識、これを把握するための手法、さらに戦略構築に反映させるための方法などを、さまざまなデータや事例をもとに紹介する。 |
詳細 |
1.金融機関のマーケティングはどう変化してきたか ・金融業界におけるマーケティング環境の変化 ・金融広告の推移と変遷 2.金融商品に対する人間の深層心理をつかむ ・認識すべき金融商品の特徴 ・深層心理をどう把握するか ・「負の感情」と、そのコントロール方法 3.金融商品のマーケティング戦略、ブランド戦略の実際 ・金融における最適戦略の見極め 差別化か? 優位性獲得か? ・保険、投信、個人ローン その他の事例 4.重点顧客を獲得するために ・重要性を増すターゲット・セグメンテーション ・富裕層ターゲットと団塊世代ターゲット 5.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
お問合わせ |
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