不正リスクマネジメントにおける不正発見等の具体的手法 データに基づく不正の兆候の発見や不正・不祥事の調査手法、事例を交えて |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2009-03-03(火) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社KPMG FAS フォレンジックサービス部門 シニアマネージャー 井上 健一 氏 株式会社KPMG FAS フォレンジックサービス部門 マネージャー 遠藤 正樹 氏 株式会社KPMG FAS フォレンジックサービス部門 マネージャー 荒木 吾郎 氏
【井上氏】 |
概要 | アフターSOXの動きとしてエンタープライズリスクマネジメント(ERM)の普及がますます進展するなかで、不正リスクマネジメント(FRM : Fraud Risk Management)に対する期待がさらに高まることが予想される。 米国SOX法、COSO ERM等の多様な法規制やフレームワークにおいて不正対策等が求められているものの、不正対策プログラムに関する詳細は定められておらず、こうした要請への自主的な対応が迫られるところである。 本講演ではこうした背景を踏まえ、FRMの観点から不正発見等に関する具体的手法を解説する。 第一に、不正、不祥事、法的紛争に対するITを活用した調査、いわゆる「デジタルフォレンジック」を取り上げる。電子メールの利用や情報の電子化が一般的となる状況下で、コンピュータ犯罪に限らず、広く一般の不正、不祥事等に対してデジタルフォレンジックが用いられている。その実際のプロセスや手法等を紹介するとともに、事例に基づいて実務上の重要ポイントを解説する。 次いで、FRM体制のひとつとして、企業データに基づき、着服、横領といった不正の兆候を発見するための「データ分析手法」の解説を行う。こうした分析手法は異常値を検出することにより、モニタリングを強化すべき分野を明らかにするもので、その有用性が高く評価されている。本講演では財務会計データに基づく事例を用いて、分析手法とこれにより得られる結果等について解説することとする。 |
詳細 |
1.不正、不祥事等に対する調査~「デジタルフォレンジック」 (1)意義と実務動向 (2)調査プロセスと手法 ・データの取得と証拠保全 ・データの復元と分析 (3)ケーススタディ ~実務上の重要ポイント 2.不正の兆候を発見するための「データ分析手法」 (1)データを使用した不正リスクの検出 (2)不正リスク発見方法 ・プランニングとデータ抽出 ・分析結果と利用方法 (3)検出事項とその対応等 (4)ケーススタディ ~財務会計データに基づく不正の可能性の発見の例 3.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
お問合わせ |
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