【金融実務基礎講座】内部監査の基礎と実務対応 品質本位の実践的リスクアプローチ監査 |
受講区分 | 会場 |
---|---|
開催日時 | 2009-03-18(水) 13:30~16:30 |
講師 |
アイ・エー・アークコンサルティング株式会社 代表取締役 近藤 利昭 氏 76年三井銀行入行。三井住友銀行 監査部上席考査役、KFi(KPMGフィナンシャル) マネジャー、野村證券 インターナル・オーディット部IT監査チームリーダー、IBMビジネスコンサルティングサービス シニアマネージングコンサルタントを経て、アイ・エー・アークコンサルティング(http://home.t03.itscom.net/iaarc/)を設立、現在に至る。米国での8年に亘る勤務経験とヨーロッパ、アジア諸国への多くの海外出張経験を活かし、97年4月ニューヨークで北米拠点の内部監査を管轄する米州検査室を開設。COSOを基本とする内部統制およびリスクアプローチ監査を習得。99年帰国後、公表された金融検査マニュアル対応では検査から監査への抜本的な改革へ尽力。金融監督庁(当時)を始め、米国、英国、シンガポール等主要金融当局へ内部監査体制や監査手法等を説明01年三井住友銀行監査部でグローバルな内部監査リスク評価モデルを構築。02年よりプロの内部監査人として、内部監査体制整備、品質評価、J-SOX等のコンサルティング活動を始め、講演、研修、執筆等実務に裏付けされた内部監査業務に邁進。日本の内部監査の発展に向けた地道な活動を続ける。著書として『すべての経営者・内部監査人へ捧げる内部監査を活かす術―プロがあかす監査業務の38の極意』(金融財政事情研究会)、『これが金融機関の内部監査だ 2nd edition』(共著、金融財政事情研究会)、「日本版SOX法の鍵と心髄」(IBM金融ソリューションNEWS、06年6月号)、「企業不祥事を未然に防止する社内システム」(金融財政事情、06年2月27日号)、「内部監査の付加価値を高めよ」(金融財政事情、03年6月23日号)。千葉商科大学大学院「リスクマネジメント講座」、事業創造大学院大学「企業倫理講座」、郵政大学校監査業務特別講師ほか各種団体等での講演多数。CIA(公認内部監査人)、CCSA(内部統制評価指導士)、CFE(公認不正検査士)。 |
概要 | 内部統制の基本は'経営目標''リスク''コントロール'と言われる。内部監査もまたリスクに照準を当てた"リスクアプローチ監査"が現代の監査業務の主流となっている。会社法で定められた高度な内部統制、そして財務報告に係るリスクに焦点を当てた金融商品取引法への対応は、経営者へトップダウンによる確かな内部統制の整備を求めている。高品質のモニタリング機能で内部統制の一翼を担う内部監査業務の担い手への期待は高まるばかりである。 内部監査に王道はなく、実務とともに確かな品質の"リスクアプローチ"手法を理解してこそ、価値あるキャリアが積み上げられ、将来に役立つ真の専門性を築くことができる。 本講義は、新たに社内配属された内部監査人のほか、内部監査に関するリスクアプローチの体系的な知識習得を図る実務家を対象として、特に品質を念頭においた監査業務の道標を示すものである。リスク評価モデルの整備、事前準備に重点を置くリスクアプローチの真髄とは何か、さまざまな会社や分野で活躍する内部監査人が範とする内部監査の本道を分かりやすく解説する。最後に演習問題を行い、より深い理解を得ることを目的とする。 |
詳細 |
1.内部監査の運営基盤の整備 ・内部監査規程の重要項目 ・リスク評価モデルの構築 ・内部監査の資源計画 ・年度監査計画の策定 2.実践的リスクアプローチ監査(RbA)のプロセス ・リスクアプローチ監査の品質評価の要点 ・内部監査の実施プロセス ・内部監査計画の策定 ・内部監査報告書の意義 ・軽視できない監査調書の品質 (主な内容) ・監査プログラムとリスクマトリクス ・個別監査のプロセスチェック ・多様な監査技術 ・内部監査報告書の目的と構成 ・監査調書の種類と承認 3.内部監査の高度な専門性 ・監査業務に求められる専門性の範囲 ・専門性を高める捷径 ・監査業務に必読の専門書 4.演習問題 5.質疑応答 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |