近時の破綻・倒産事例の分析と今後の対応 破綻企業に共通する事業・財務等の課題の分析と、運転資本・資金管理高度化による改善への示唆 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2009-06-19(金) 13:30~16:30 |
講師 |
アーンストアンドヤング・トランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社 ディレクター 吉羽 達也 氏 早稲田大学法学部卒業。三井信託銀行(現 中央三井信託銀行)にて、米国事業金融、プロジェクトファイナァンス等の審査/管理業務、外国為替、法人融資などを経験後、01年にアーンスト・アンド・ヤンググループに参画。金融機関の不良債権処理における金融機関アドバイザーや、投資家アドバイザーチームへの数多くの参加の後、事業再生案件にプロジェクトマネージャーとして多数関与。主な関与案件は自動車メーカーのグローバルリストラクチャリング財務アドバイザー、自動車部品メーカーの事業再生財務アドバイザー、食品製造/販売の事業再生アドバイザー、不動産開発の事業再生アドバイザー、合成樹脂製品製造の財務再構築財務アドバイザー、建材製造//卸の財務・事業再構築アドバイザー他多岐にわたる。近時は、製造業の運転資本マネジメントや資金マネジメントの改善支援を通じた、企業コンサルティングにも注力している。主な著作は「企業価値はこう見る」(共著、ターンアラウンドマネージャー、07年2月、銀行研修社)、「食品製造業の早期再生事例」(同、08年5月)、「従業員を巻き込むターンアラウンド施策のポイント」(同、08年9月)、「事業再構築とM&A関連制度の活用」(新日本有限責任監査法人「情報センサー」、07年8月)、「経済危機から次の飛躍の機会に向けて」(同、09年4月号予定)。米国イリノイ州公認会計士。 |
概要 | 世界的金融危機と景気後退により企業の破綻・倒産が急増し、2009年に入っても上場企業の大規模倒産が相次ぐなど、依然として当面は予断を許さない状況にあるといえる。現状ではスポンサーの出現や出口戦略の構築が容易ではないことなどから、近年の再生事案等と比較しても問題は極めて根深く、さらに中長期的に警戒が必要であるとともに、危機回避のための短期的対応だけでは十分ではなく、抜本的な事業改革が必要であることを念頭に置かねばならない。 本講演では多数の再生案件等に関与してきた講師の立場から、近時の企業破綻、倒産について事例に基づく分析を行い、企業破綻の兆候の把握等のポイントを改めて明らかにするとともに、今後への対応に関する示唆を提示することとする。まず、近時の破綻事例につき、複数業種の破綻事例をとりあげつつ、財務、事業戦略等の多様な側面、かつ、定量的及び定性的視点から破綻企業に共通する課題とメカニズムを整理する。また、破綻回避のための対処、あるいは、現在のような混迷期にあってますます短期化・増幅化が予想される景気循環への対応として、企業に望まれる事業改革等にも言及する。 |
詳細 |
1.近時の破綻事例と課題 ・近時の企業破綻の動向 ・製造業A社の破綻事例と課題 ・サービス業B社の破綻事例と課題 ・不動産業C社の破綻事例と課題 ・破綻原因に見る共通課題とは 2.破綻企業に共通するメカニズム ・事業戦略面の課題 ・財務戦略面の課題 ・資金管理の課題 ・運転資本管理の課題 ・経営上の課題 3.破綻を回避するための対応策 ・運転資本マネジメントの高度化 ~事業プロセス・マネジメント力や資金化速度の向上 ・資金マネジメントの高度化 ~予測可能性や流動性対応力の向上、運転資本マネジメントとの連係 4.資金調達への展開と企業に要求される改革 ・信頼性の高い事業計画・資金計画とは ・真のキャッシュフロー経営とは 5.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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