経営統合とM&Aを巡る動向と今後の戦略 金融危機後の金融再編シナリオと非金融セクターの現状及び展望 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2009-07-03(金) 13:30~16:30 |
講師 |
アーンストアンドヤング・トランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社 ディレクター 島田 英海 氏 アーンストアンドヤング・トランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社 ディレクター 岩崎 敦 氏
【島田氏】 |
概要 | 世界的金融危機は欧米の大手金融機関の破綻、欧米型投資銀行モデルの崩壊等を引き起こし、わが国でも上場企業の破綻・倒産を含め深刻な景気悪化局面を迎えるに至っている。国内需要の伸びが見込めない状況下において、金融機関、非金融セクターを問わず大規模な経営統合のほか再編に向けた圧力は強くなると想定される。また、個別企業の経営状況にも引き続き注視が必要である。 本講演では組織再編、M&Aの最前線に立つ講師らの視点から、金融危機後の激変する環境を踏まえ、最新動向と今後の展望等を解説する。経営統合とM&Aに基づくシェア確保と海外市場への展開等を通じて、マイナス成長下においても競争力の維持・向上を可能とするシナリオを検討し、今後の経営及び実務への示唆を提示するものである。 先ず銀行、証券、保険等の金融機関を中心に、再編の道筋として、持株会社の役割を明確にしたうえ、メガバンクのグローバル展開と地域銀行の統合による金融機能の安定化、生損険の事業効率化、日米欧の連合による証券業と投資銀行業務の活性化等に言及する。欧米金融機関の破綻、投資銀行モデルの見直し、さらには国内外の金融機関再編や政策、規制の変化など、金融危機に前後する直近の状況をも念頭に、今後の見通しと成長シナリオを検討する。 次いで製造業を中心に、直面する課題を分析し、今後の方向性を展望する。非金融セクターにおけるグローバルのM&Aの現状を俯瞰したうえで、現在進行している、あるいは潜在的に検討がなされているM&A事案についての傾向とコンセプトについて考察を行い、実際の案件において検討すべき実務上の留意点等を紹介する。 なお、経営統合や再編を巡る最新動向や09年3月期決算などに関連する新たな情報については、講演当日までの状況により、必要に応じて可能な範囲で言及することとする。 |
詳細 |
1.はじめに (1)企業の競争力強化と成長の道筋 (2)経営統合とM&Aによる危機打開と機会の創出 2.金融再編のシナリオ (1)持株会社の役割の検討 (2)メガバンクと地域銀行の安定化 (3)保険事業の経営効率化 (4)証券業と投資銀行業務の活性化 3.製造業を中心とする今後の方向性とM&Aの活用 (1)製造業を中心とするグローバルベースでの環境変化 (2)非金融セクターを中心としたM&Aの動向 (3)今後の展開を踏まえ検討すべき事業展開のオプション (4)実際の案件の検討や執行にあたって検討すべきポイント 4.まとめ (1)金融セクター、製造業のそれぞれの特徴 (2)M&Aと経営統合による成長のシナリオ 5.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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