【金融実務基礎講座】デリバティブの基礎 実務の必須の基礎として、契約、評価、会計・税務の知識を事例を交えて解説 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2009-11-20(金) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社yenbridge 代表取締役 公認会計士 税理士 山下 章太 氏 公認会計士第2次試験合格後、監査法人トーマツに入所。金融機関(都市銀行・地銀・信金等)のM&A・破綻時のデューデリジェンス業務、債権買取時のバリュエーション業務、流動化・証券化(CLO、CDO、CMBS)のローン債権プールの評価・スコアリング、リスク管理システムの評価・検証業務、投資パフォーマンス基準準拠のためのコンサルティング業務、デューデリジェンス・システムの開発等に従事。みずほ証券にて、主に複合金融商品(MSCB・SCDO・CDS・商品ファンド・オプション取引等)の検証、リザーブロジックの作成、マーケットシステム等の開発に従事。東京スター銀行にて、MBO/LBOなどのファイナンス(シニア・メザニン)やシェア・ファイナンスのアレンジ・評価・ドキュメンテーション作成等に従事。yenbridge(エンブリッジ)を設立後は、CB差止申立事件や上場企業のエクイティファイナンス時におけるアドバイザリー業務、流動化・証券化案件のアドバイザリー業務、金融機関・ファンド等への内部管理体制構築支援などに従事。麻布有限責任監査法人 代表社員、税理士法人赤坂綜合会計事務所 代表社員。著書等として、『金融マンのための実践ファイナンス講座』(中央経済社、09年)、「事業再生型M&Aから考える再生資金調達のポイント」(ターンアラウンド・マネージャー、08年)、「多様化する金融商品に対する会計面の整備について」(JICPAジャーナル、06年)、「株式分割時における分割株式の評価額に関する考察」(JICPAジャーナル、05年)など。神戸大学工学部卒業。 |
概要 | 本講義は、デリバティブ取引に関する一定の実務経験を有し、体系的な知識の整理・再確認を図る役職者及び実務家、また、経験の浅い役職者及び実務家を対象に、契約、評価等の実務に必須の基礎知識を解説するものである。 デリバティブに関しては多くの書籍等も刊行されているが、総論に留まるもの、若しくは逆に、難解な数学書となっているものが目立ち、実務に利用可能な基礎知識の習得は必ずしも容易ではない。デリバティブ取引が金融機関、事業法人等において広く一般に利用されているにもかかわらず、その仕組みやリスク等に対する理解は十分とはいいがたい。また、上場企業の場合は、金融商品会計基準に従った、時価評価や開示が必要となり、純粋な金融工学の分野と別の対応も必要となる。リーマン・ショック以降、デリバティブ取引による巨額損失に関する報道などもなされる状況にあって、的確な知識習得と正しい理解がますます重要となるといえよう。 本講義では以上のような背景を踏まえ、会計監査、デリバティブ評価等のアドバイザリー、金融機関における実務等を含め、豊富な経験を有する講師の立場から、トレーディング、商品開発等のほか、審査、リスク管理、内部監査等の部門において知識を要する役職者や実務家を対象に、実際の事例も交え、実務に即して基礎知識を解説する。例えば、複数の評価モデルのなかで、どのような場合にどの方法を使うかを判断できる、あるいは、どのような意図で契約が作成されているかを判断できる、など、実務において最低限必要と思われる、「違いがわかる」レベルへの到達を目的とする。 |
詳細 |
1.デリバティブ取引の基礎(再確認) ・近年のデリバティブ取引の傾向 ・デリバティブ取引の目的 ・デリバティブの種類とその違い(フォワード、オプション、スワップ) ・時価評価と決済額の違い ・ヘッジ取引とヘッジ会計の違い 2.フォワード取引の基本(為替予約を中心に) ・イールドカーブとは? ・イールドカーブの作成 ・通貨差におけるイールドカーブ ・為替レートと為替予約レートの違い ・何をヘッジするか? ・為替予約取引の評価 ・為替予約の会計処理 ・事例研究:契約書サンプルを使用して 3.スワップ取引の基本 <金利スワップ> ・金利スワップの意味 ・何をヘッジするか? ・金利スワップの評価 ・契約内容による評価方法の違い ・金利スワップの会計処理 ・事例演習:契約書サンプルを使用して <通貨スワップ> ・通貨スワップと金利スワップの違い ・通貨スワップの種類と最近の傾向 ・通貨スワップの評価 ・契約内容による評価方法の違い ・通貨スワップの会計処理 ・事例研究:契約書サンプルを使用して 4.オプション取引の基本(株式オプションを中心に) ・オプション取引の前提 ・パラメータの意味(ボラティリティ、割引率、配当率など) ・評価モデルの違い(ブラック・ショールズモデル、二項モデル、モンテカルロ・シミュレーション) ・設計時におけるポイント(価格形成において調整する事項) ・新株予約権とストック・オプションの違い ・新株予約権の評価 ・新株予約権の会計処理 ・ストック・オプションの評価 ・ストック・オプションの会計・税務処理(税制適格ストック・オプション) ・事例研究:上場企業のプレスリリースを参考に 5.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
お問合わせ |
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